飛び抜けた発想が売りの施川ユウキが原作を担当し、繊細な筆致で魅せる秋★枝が作画を担当。
スマホを愛用する幽霊の花子が、トイレで様々な人間と出会う現代版「トイレの花子さん」。
といってもホラー漫画ではなく、怪談というよりも童話/おとぎ話に近い。
一話一話が豊潤な内容であり何度も読み返せる作品。
個人的に一番気に入ったエピソードは、
「公衆便所の中で交わされる、故障で野球部を辞めようとするピッチャーと引き留めるヒロインとの会話。ピッチャーとヒロインは各個室の壁に
長編小説が書かれているのを見つけ、個室ごとに章立てしてあるその小説を読み進めていく。小説は『結末を書くことができない小説家』が
書き進めているもので、今回も結末に悩みながら、ピッチャーとヒロインとのやりとりを最奥の個室の中で聞いていた。そして小説の意外な結末と
もっと意外なこのエピソードの結末に至る・・・」