本編に登場した人物へのインタビューもあり、今までとは少し違った角度からこのシリーズを見ることができました。作者が多くの人物をきっちりと使い分けていたのがよく分かります。
外伝まで神話を使っていることには感心させられました。トロイア戦争の発端となった伝説ですが、このあたりはさすがに上手ですね。「いちばんおしゃれな子に」と書かれた黄金のマンゴーをアフロディテコテージに投げ込むなんて発想は、神話を知るこの作者だからこそできるのでしょう。
短編3作が入っていますが、値段のわりに薄く感じました。あくまでも外伝なので、期待して読むとがっかりするかもしれません。
本編が厚くてしっかりしたストーリーだっただけに短編はあっという間に終わってしまう感は否めませんが、それでも本編終了後の今になって再びパーシーの話が読めるのは嬉しいものですね。