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ハヅキさんのこと
 
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ハヅキさんのこと [単行本]

川上 弘美
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

ささいな男女の機微を描く掌篇小説集。
そこには、ささやかな日常がある。そして、男と女の心のふれあいやすれ違いがある。魅力あふれる、川上ワールドが、ふっと心をかすめる・・・。

内容(「BOOK」データベースより)

虚と実のあわいを描く掌篇小説集。

登録情報

  • 単行本: 242ページ
  • 出版社: 講談社 (2006/9/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062136287
  • ISBN-13: 978-4062136280
  • 発売日: 2006/9/30
  • 商品の寸法: 13 x 9.8 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
間(あわい) 2006/10/15
形式:単行本
川上さんは私のもっとも好きな作家で、単行本は必ず買ってしまう。

あとがきにあったように、エッセイじみている短編集。

本書の帯に「虚と実のあわいを描く」とあり、これはうまい言い方だなあと思った。

どうともつかない、けれどもよく知っているあわいに、うっすらと輪郭がつくような

不思議な感覚に接することができる。

雑誌に掲載されたときもいくつか目にして入るが、単行本としてまとまって読むと本当に心地よい。

「夜の公園」のような熱の最中にいるような人たちが描かれているものも好きだが、

寝る前に好きなページを開いて好きなところで灯りを消せる本書は当分枕元の友です。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Lehman Packer トップ1000レビュアー
形式:文庫
 川上弘美さんの書く本は昔から好きで、新刊本が出るたびに買っていた。人にあげたこともある。諸般の事情によりしばらく本が読めない時期があり、まだ読んでいない川上さんの本が幾つか文庫化されてるのを最近見つけて手に取った。

 その中には、変わらぬ世界があった。
 創造をなりわいとする小説家に対して“変わらぬ”という言葉がほめ言葉か分からぬが、評者にとって川上さんは変わって欲しくない作家だ。

 最初の作品のタイトルは「琺瑯(ほうろう)」である。
 “青いふちの白い琺瑯の洗面器、昭和半ばの小児科の診察室にあるみたいな洗面器”
 こういう小道具ひとつで、世間から少し離れた、ゆったりとした時間の流れを作り上げる。“かりん”という擬音は初めて聞くが琺瑯の音を表すには似合っている気がする。
 この話は、女と女の出会いと微妙な関係を描く。関係はやがて終る。…おしまい。短い。

 この本には26編の作品が治められている。平均10ページに満たないとても短い作品だ。評者が知る限りでは川上さん初めての試みだと思う。
 これがすっぽりと合ってる。短編だからとひねった展開をするわけでは無い。いつも通り、ゆっくりと始まりゆっくりと終る。その間の展開は有る。でも展開が早いわけでは無い。
 読後の感覚も長編と似た感じ。物足りない感じはしない。ちょっと不思議だ。

 本書に含まれているのは、だいたい以下のようなものである。 

 ・家事などの日常の細事をきめ細かく積み重ねた表現。
 ・しっかり読まないと、舌足らずに聞こえそうな優しい文体。
 ・隣町までで世界が出来てるような、小さく包まれた空間。
 ・ちょっと世間に取り残された感じ。でも二人なら都合が良さそう。
 ・適量の酒が引き出す上品な色香。
 ・倫理の壁をふわりと越える、まじめな男女。

 全体的に登場人物の年齢は上がった気がする。川上さんの描く登場人物も歳を取るのだな、と思う。でもふわりとした浮遊感は変わらないみたいだ。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
忙しい人がわずかな合間に読むのにぴったり。
小説なんて読む余裕ない、気力もない、という時におすすめ。

すうっと、二三行で、物語の世界にもっていかれる。
川上弘美さんは、それが上手で、気持ちよく、嘘の世界に連れていかれる。

小説読みには小説のアイデア・プロットみたいな感じで、
ここからもっと発展させたお話に連れていってほしいのに、と、肩すかしをくらったような欲求不満が残る。

と思ったら、作者によると、これらの掌編小説は、エッセイの体裁をとった小説だそうで。

「本」、「図書」、「星星峡」、「室内」、「VOGUE」、「国語展望」、「東京新聞」、
初出誌に合わせた書きわけ。

あとがきがおもしろかった。

作者は、依頼を受けても「3枚以上のエッセイは不得手で」「書くことがない」。
エッセイの体裁をとった小説なら書けた。それが「たいそう体質に合う」のだそうだ。

―うーん。騙された。読者である私には、どれもうまい掌編小説にしか読めないのだけど。
まあ、ふつう、小説には、作者の実体験が織りこまれているとは思うけど、
真実を書いても作者の主観が入れば、他人が読めば嘘になるはずで。

「書かれかたが本当じみているものだから、作者であるわたしまで、なんだか騙されてしまう。」
と、川上弘美さんらしい、天然系な、人をくったようなことが書いてあった。

「文章を書くとはなるほどそのようなものだった」。そうでしょうねえ、うん。

でも、すべてが、とても居心地のいい嘘でした。
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投稿日: 20か月前 投稿者: Dolly the Cat
脳の襞にやわらかくするっと入っていく文章の連続。
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投稿日: 2010/1/8 投稿者: cosmos142
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「真鶴」に続き、立て続けに川上弘美。25編の短篇、というよりも裏表紙の解説文にあるように「掌篇」を一冊にまとめたもの。... 続きを読む
投稿日: 2009/11/29 投稿者: うろ
もっと読んでいたい物語ばっかり
この本に入っているのは、電車が次の駅に着く前に読んでしまう位の短編小説なので、どれもみな「もうおしまい?もっと読んでいたいなぁ」と思うものばかりでした。続きを読む
投稿日: 2009/11/21 投稿者: Akiyuki
メリハリに欠ける
短編集ってことで読んだけれど、
思った以上に短い短編。
エッセイのような短編。

川上弘美の小説は好きで、... 続きを読む
投稿日: 2007/7/29 投稿者: demekichi
なまえ
川上さんの短編集。短いお話がいっぱい収録されてます。川上短編に登場する人たちは、いつだって素敵ななまえを持っている。川上さんの小説では、いつもだれかが誰かの名前を... 続きを読む
投稿日: 2007/4/21 投稿者: いつてん
この本すきだなあ
長編も好きだけど、このぐらいのショートショートほのうが、わたしはコノ人にはあっているような気がします。... 続きを読む
投稿日: 2006/12/16 投稿者: モッツァレラ
はあ?全く無感動
短編は読みやすくてよいのですが、その代わり、よほどの作品でないと読み応え感がないのが難。こちらも、全編、「?だから?」という感じで、感動も、心の響きもなかった。
投稿日: 2006/11/6 投稿者: sandii
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