オルークが敬愛する異端のギタリスト、ジョン・フェイヒ-のレーベルからリリースされたフォーク・ミニマル。96年録音。
アコースティックギタ-による実に淡々としたつま弾きが、
やがては古楽器ハーディガーディの不穏なうなりへと収斂してゆく。
電子音かと聴き紛う、重層的でノイジーな音の霞にずっぽり包まれ、びしょぬれ......
これでもかと変幻を繰り返す、ラウドなドローンの渦に翻弄されてヒプノにぐったり......
いずれにせよPLAY LOUDは必須。
当時のオルークの関心そのままに、
アメリカンフォークとアメリカンミニマルを図式的なまでの強引さで接合させてみせた本作には
同時期録音の電子ミニマル『I'M HAPPY,AND I'M SINGING...』に次ぐ
エキセントリックな美や毅然とした音響の魅力が感じられる。
『EUREKA』以後のポップ/ロックな彼を期待する向きには不向き。
全1曲47分。