一番最初の「SPEED」がリリースされたときはダンスマニアの全盛期でした。
「ダンス・ダンス・レボリューション」等の音ゲーが大人気で、そのゲームのための楽曲提供をダンスマニアが行っていたころです。
無印の「SPEED(まだGがついてない)」にはそのときの名残がたくさん見られます。
ダンスマニアのメインシリーズの大御所、キャプテンジャックやE-ROTICその他の曲や、
ゲームで有名になった曲がいくつも入っています。あくまでダンスマニアが主体で、そのスピードバージョン、という感じでした。
ジャケットにはあの人型のおどるスライムみたいな奴がまだいるんです。
やがてゲームの人気も廃れるのと同時に、ダンスマニアの人気もぼつぼつと下火に。
全盛期の新作ラッシュは終わって、寄せ集めのようなベスト版がいくつか出ましたが
それもそのときだけのいまいちな盛り上がり。
しかし「SPEED」シリーズだけはなかなか強かったのです。
アップテンポかつやかましいという分かりやすい魅力は根強い人気を誇り、
無印「SPEED」のベストとして「SPEED G」がリリースされてから「SPEED G5」がリリースされるまでの流れは
まるでダンスマニアの全盛期を思わせるようでした。
他にもサブ・シリーズとして、クラシック、映画、アニメやテレビに使われている
「誰もが知っている曲」を寄せ集め、さらにスピードミックスにするという何かに媚びたようなものもジャンジャン出たりしてました。
そのサブ・シリーズと、割と本格派の「SPEED G」のベスト版がこの「HAPPY SPEED」なのです。
「SPEED」のベストはこれで実に三枚目。いまや廃れてしまって見る影もないメインシリーズも含め、
今までリリースされた100枚を超えるダンスマニアのパワーがこの一枚に収束されているのです。
ちなみにスピード系のCDは全部もっているので楽しめるのは新曲だけかなーなんて思っていましたが
今までよりさらに曲のテンポが速くなっています。
曲自身の構成も微妙に違っているので割と新鮮味があったりします。
で、ダンスマニアですのでもちろんノンストップ・メガミックス。
ツナギのレベルがめちゃめちゃに高いわけではないんですが
新旧の入り混じったミックスはまさにこれが集大成だということを感じさせます。
時代もかわったなぁ。
唯一ベストの三枚とも全部に入っていて、この中で一番古く、
ダンスマニアのメインシリーズをひっくるめた中でも一番有名であろう18番の「バタフライ」。
異常に速くなったこの曲を聴きながらそんなことを思っていたのでした。