『ハッピーフライト』の映画の宣伝を見たときから、
是非ぜひ見たい作品と期待していました。
この本は、映画の原作版です。
作家のかたが書かれた本のように、
解釈が人によって分かれてしまうようなこともなく、
明快でシンプルな表現でありながら、
説明をくどくどせずに単純な台詞で登場人物の背景を語ってしまう・・・
恐るべき矢口監督の表現力!
限られた時間、費用、人材などをフルに活用する映画監督だからこそ書ける文章なのでしょう。
映画をアートとして小難しく表現するかたもいらっしゃいますが、
矢口監督は誰にでも分かる単純なストーリーを交差させながら、
緻密に計算されている複雑な設計図のようなエアラインで繰り広げられる物語を、
気負わずに見られるように、のほほ〜んと表現しています。
私もかつてはエアラインで働いていましたが、
物語にリアリティがありすぎて心底驚きました。
実は時間をかけて丁寧に取材して作り込まれているのに、
それを気付かせぬ構成力!矢口監督の仕事ぶりには圧巻です。
映画も本日見てきましたが、最高に面白かった!
『スウィング・ガールズ』のように何度も見たい作品でした!