2007年に出た単行本の文庫化。 「おねえちゃん」「サクラチル」「天国の兄に一筆啓上」「消された15番」「死面」「防疫」「玉川上死」「殺人休暇」「永遠の契り」「In the lap of mother」「尊厳、死」の11篇を収める短編集。 いずれもハッピーエンドではない。救いのない結末に暗澹たる気持ちにさせてくれる。 ひねりのあるストーリーがそろっており、ちょっとひねくれた人向け。叙述トリックが多いか。 ただ、全体としてはいまいち。これといって優れた作品がないように思う。いずれももうひとひねりほしいところだ。