「人間はいつか必ず死にます。」
「現在の医学・科学では死亡率は100%です。」
本著書の始めの方を読むと、このような当たり前のことが書かれている。
しかし、日頃から当たり前だと思っている事柄も、あらためて文章になると何故か新鮮で、そして、深く考えさせられた。
葬式には平均で237万円の費用がかかるらしい。
と言うことは、葬式もある意味「買い物」に該当するわけであるが、この葬式は、他の買い物(商品、サービス)とは一味違った特殊性を有している。
それは、葬式は、突然やってくるものであり、通常事前に予約できない、という特殊性である。
日頃から葬式のことを考えておかないと、いきなりやってきて、車1台分の費用を訳も分からず支払うこととなるわけである。
このような話は、何も目新しいものではないかもしれないが、葬式の費用を車1台分に換算したり、葬式を結婚式と同じと考えるべきと提唱するあたりは、非常に面白い。
更に、このような問題提起だけではなく、世の中の種々多様な葬式、死のスタイルについて豊富な記載があり、今まで抱いていた”葬式”のイメージが一新されたような気さえした。
確かに「一家に一冊常備本」と言える。