登録情報
|
トウェインの『トム・ソーヤーの冒険』の続編ですが、ハラハラ、ドキドキしながら物語に熱中できるのはこちらの作品ではないでしょうか。浮浪児の不良少年として評判の良くないハックが逃亡奴隷のジムと冒険を繰り広げるのですが、自由を目指す彼らの目の前に現れるのはいかさま詐欺師や、激しい名門家の抗争など、ダークな大人の部分ばかり。当時のアメリカを風刺している一面もありますが、賢くたくましく世の中を渡っていくハックの姿には、爽快な気分さえ感じました。一緒に旅を続けるうちにいつしか仲間となっていくハックとジムの友情や、ハックの淡い恋心、そしてモラルと良心の間の葛藤など、読んでいて最高に面白い冒険小説です。
訳されたのは、『赤毛のアン』でおなじみの村岡花子さん。生き生きとした語り口が、さらにこの物語の面白さを盛り上げています。ただ残念なのが、ハックが自分のことを「僕」と呼んでいること。個人的にハックには自分を「おら」、もしくは「俺」と呼んでほしかったのです。そのために星は4つになりました。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|