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ハチはなぜ大量死したのか (文春文庫)
 
 

ハチはなぜ大量死したのか (文春文庫) [文庫]

ローワン ジェイコブセン , Rowan Jacobsen , 中里 京子 , 福岡 伸一
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (49件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 820 通常配送無料 詳細
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商品の説明

商品の説明

300億匹のミツバチが消えた!
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【内容紹介】
突然働きバチがすべて失踪、コロニーは全滅する。蜂群崩壊症候群の原因究明でみえてきた地球の生態系の危機。現代版「沈黙の春」

2007年、北半球に生息するミツバチの4分の1が消えました。ある朝養蜂家が巣箱をあけると、そこにいるはずの働きバチがいないのです。働きバチは二度と帰ってくることなく、そのコロニーは全滅します。謎のその病気は蜂群崩壊症候群(CCD)と名付けられます。その原因追究から「生態系の平衡の歪(ゆが)み」というより大きな枠組みに読者をつれさる知的興奮の科学書です。福岡伸一さんの解説が付きます。

【朝日新聞 2009年4月20日付 「天声人語」より】
いまや死語に近いが、「月下氷人」といえば男女の間を取り持つ仲人役をさす。中国の故事に由来している。幻想的なその言葉を借りれば、果物や野菜が実を結ぶのに、ミツバチは不可欠の月下氷人なのだという。

花粉にまみれて受粉の仲立ちをしてくれる。他の昆虫も媒介をするが、ミツバチの組織力は群を抜く。巣箱一つに数万匹もいるそうだ。サクランボにイチゴ、メロン……スイカもお世話になる。だが、活躍の季節なのに、今年は深刻なハチ不足が農家を困らせている。

近年、ミツバチの大量死が増えていた。加えてセイヨウミツバチの輸入が、伝染病の影響などで止まっているためらしい。やむなく毛ばたきなどを使い、人工授粉でしのぐ農家も多いと聞く。収穫への影響が早くも心配されている。

ミツバチの世界で、何かが起きているようだ。北米では大挙して巣箱から失踪(しっそう)する異変が広がった。原因を探った『ハチはなぜ大量死したのか』(文芸春秋)を読むと、人為でゆがんだ自然の歯車が、きしむ様子が見てとれる。

『実りなき秋』が、本の英語の原題だ。人は思っているよりずっと、ミツバチをはじめ授粉昆虫の恩恵を受けているという。自然界の月下氷人が消えていけば、花は咲いても実を結ばず、むなしく萎(しお)れるばかりである。

〈蜂の屍のかろく乾ける浄(きよ)らにて落花のほども媚(こ)びることなし〉斎藤史。だが北米の大失踪は、そのハチたちの死骸(しがい)も見つからぬ不可解に包まれているそうだ。小さきものの異変が、大きなほころびの兆しでなければいいのだが。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容紹介

突然働きバチがすべて失踪、コロニーは全滅する。蜂群崩壊症候群の原因究明でみえてきた地球の生態系の危機。現代版「沈黙の春」。解説は、『生物と無生物のあいだ』の著者・福岡伸一。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 413ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/7/8)
  • ISBN-10: 4167651750
  • ISBN-13: 978-4167651756
  • 発売日: 2011/7/8
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (49件のカスタマーレビュー)
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87 人中、78人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この本を読んだ人が増えれば増えるほど世界は良い方向に向かっていく。そう思わせるほどの名著。とっても蜂だけの話とは思えない。まさに今、人類が辿りつつある道をほんの少しだけ先を行った生物の物語は圧巻。惜しむらくはタイトル。原題をなぞって『実りなき秋』みたいなタイトルにすれば、この本は『沈黙の春』に勝るとも劣らない本になったのではないか。もう新書調の「なぜうんたらかんたら」はやめていただきたい。ずっと残るはずの名著が一過性のものと同じ扱いになってしまう。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By bz
形式:単行本
たまたまニュースで耳にした程度の内容である、蜂の大量死、失踪。
元々原因に興味があったから手にとってみたものの、内容は期待以上。

対象者は蜂、昆虫に興味がある人から食育に関心がある人・環境問題に興味がある人が読んだら楽しめると思う。

内容の前半はタイトルの通り、蜂がなぜ大量死してしまったのか、その原因と対策。
それには人自体は人に対してあたりまえだと思っている事柄が蜂に適用されていないということがおおよその原因だとわかる。
詳細な内容については是非一読してほしい。蜂蜜だけの問題ではなく食料品生産全般に当てはまる問題だから。

後半は蜂について、また、蜂蜜を作るためのもう一つの要素である花について。
前半はもちろん期待していたとおりだったのだけど、この後半の部分が期待以上の内容だった。
作品中の養蜂家もそうなのだけど私自身が”蜂”という存在を単なる一つの昆虫であり、人間とは違う物、生物として認識していなかったという事を認識させられた。
彼らは彼らで高度な社会を構成し、個々が考え、行動していることがわかる。
日常生活においては時には死に至らせるほどの毒をもった害虫にすぎない生き物だけれども、読了後には親しみすら覚えるかもしれない。
各々の役割を知ることで個性すら感じられるかもしれない。

蜂や花の関係について、またその進化の歴史は日常に見える花を見る楽しみも増やしてくれる気がする。
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By リヒテンシュタイン VINE™ メンバー
形式:単行本
転勤先の田舎で「ハチミツ」をよく売っていたが、別に気にもしなかった。店の人が「まじりっけ無しの天然物で市販はシロップや中国産を混ぜてるから全然違うよ」と言うので買ったが本当に大変おいしかった。その頃に書店で見たのがこの本でした。読んでみるとミツバチの素晴しさと現在の農業や土地に関しての姿勢を改めて問い直さなければならない時期に来ていると著者は訴えている。CCDの薬品漬、アーモンドの収穫を上げる為に巨大化した農場での酷使、農薬漬の価格の安い中国産ハチミツの輸入等現代のミツバチが直面している問題点が記述されている。そして結びは今後この状態が改善されなければ「沈黙の春」の冒頭のように春が来ても静寂のみの世界!
ミツバチを主として受粉昆虫がいかに植物〜人間へ恩恵を与えてきたかを著者は本書のなかで述べている。この問題の解決策は出ていない(蜂を酷使しなければ解決だが、現実的にはアメリカなどの大規模な農場では無理)、巻末の付録はできれば個人でもミツバチを飼ってにたいな?と思わせる構成になっている
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