内容紹介
京都ほど排他的なところはない。京都で商いを成功させられれば、どこへ行っても成功する、などといわれる。 たしかに京はとっつきにくく、その奥懐に入りにくい都市であるようにみえる。逆にそれが魅力なのでもあろう。京都の大学を受験する他府県の高校生は多いし、卒業してからも京都に住んでいたいという社会人も多い。観光客にしても、年間四千万人強を誇っている。近年では、それが四千六百万人に達しようとしている。この調子で行けば、年間五千万人も夢ではないかもしれない。 それにしても、京より古い都市は京以外にもあるし、宮処だった都市なら奈良にもあれば大阪にもある。そこには四天王寺や東大寺といった立派なお寺もあるし、京より古い歴史や伝統もあろう。東京や大阪のようなテーマパークもない京の集客力が奈辺に潜んでいるのか。その一部でも調べてみようと始めたのが本書である。 (おわりにから)
出版社からのコメント
京ことば学の著者が放つ「待望の京都ジン論」
本書は、筆者の考案になるチェーンプロットという手法で腑分けした「京の身体解体新書」である。それによって京の内臓が立体的に結ばれ、京の全体像が明らかになっていく----。
本書は、筆者の考案になるチェーンプロットという手法で腑分けした「京の身体解体新書」である。それによって京の内臓が立体的に結ばれ、京の全体像が明らかになっていく----。
著者について
1948年、富山生まれ。立命館大学文学部卒。広告代理店、印刷企画会社、出版社などでSPプランナー、コピーライター、編集人を務める。現在、自ら興した会社で各種プランニングと各種ライティングを手がける。ことばに対する探求心と京都在住歴、半世紀以上におよぶ「非京都人」としての経験からユニークな京都人論、京ことば論を説く。 主な著書に『国彩化時代のニホンゴ』(ユニプラン)、『脱受験生の現代ニホンゴ文』(コクソン)、『気の弱いひとのエーゴ』(コクソン)、『丁寧なほどおそろしい<京ことば>の人間関係学』(祥伝社)、『京都文化ジン類学』(かもがわ出版)など。