主演・脚本・演出…どれをとっても完璧です。単なる経済モノのドラマじゃない。人間の抱えるどうしようもない業や悲しみが見事に描かれています。
かつて銀行マンだったころに犯した一つの罪。上司の命令だったとはいえ、その罪の重さを抱えながら、ハゲタカとして、日本の経済界にメスを入れ続ける男・鷲津政彦。
この複雑な役柄を全身で演じる大森南朋に拍手!です。男性だけでなくぜひ女性にも見てほしい。本当の俳優の演技・色気というのはこういうものです。アイドル・モデル崩れの薄〜い演技にうんざりしている人は特に必見。これを見て日本のドラマも捨てたものではないと、再発見できます。
単なる原作の焼き直しではない脚本。小道具に至るまで綿密に張り巡らされた演出。そして見る者の感情をかきたてる音楽……今のドラマの中では最高クラスではないでしょうか?こういうドラマを日本でも作ることができたんですね…。
最後の最後のシーンまで見終わったあと、どうぞこのドラマのサブタイトルを思い返してみてください。……「ROAD TO REBIRTH」……全六話を通して描かれる、ひとすじのテーマがみつけられるでしょう。私はおもわず涙してしまいました。