今は「“脳力”を上げる食事」といったものも登場する時代。その効果のほどはともかく、常に集中力を高めていなければならないのがビジネスマンの務めであれば、日々の食事が体にどう影響するかに無頓着ではいられないはずだ。本書はシドニー五輪全日本野球チーム管理栄養士の肩書きをもつ著者が、そんな働き盛りの30代男性に対して、何をどう食べればいいのかを教えてくれる1冊だ。
まずは、「ノーシュガー」は「ノーカロリー」のことではない、スポーツドリンクや栄養ドリンクには実は糖分が多いといった点を指摘。パッケージの原材料名の見方を解説して、食品への批評眼を授けてくれる。食べ方については、水をチビチビとたくさん飲めといったことから仕事中のおやつの食べ方、あるいはコンビニやファミレスの利用法までと幅広い。酒はつまみの選択が命取り、タバコは「30代オトコを、弱っちいオヤジに演出していく」から覚悟が必要とも説く。
こうしてこと細かく諭すのも、30代男を侵しはじめる「ハゲ、ナエ、デブ」という脅威があるからである。著者はその元凶に活性酸素やストレスを挙げ、どんな成分・食事で対処できるかを解説し、「ハゲ、ナエ、デブ」それぞれの防御策を講じている。記述量はそれほど多くないが、内容は必見である。
それでもハゲたときは「悪あがきはやめて堂々としろ」などという歯切れのいい口調が本書全体に貫かれている。女性の視点から「カッコいい男」に関する考察が加えられているのも特徴の1つである。体のことがそろそろ気になりだした30代のビジネスマンが初めて手にする健康書として、本書は最適だろう。(棚上 勉)
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この本の内容が真実であるということは、御主人の体躯が物語っているといえよう。本を読まれた方は是非、御主人を御覧あれ!きっと四十代になることが怖くなくなるであろう。
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