学園もの、いぢめもののコミックといえば
ライフ (1) (講談社コミックスフレンドB (1296巻))があるけど、「ライフ」は目線が、いぢめ・いぢめられる子供たち自身にある。
一方、本書の場合はあくまで目線は、教室のなかの唯一のオトナである教師側にある。
だから、オトナとしての私には、「ライフ」はある意味ただただ恐ろしく、本書の方が心情的にわかりやすい。
自分も同じ間違いをしでかすだろうなと予感できる。
人間どうしても、自分の持っている範疇、語彙、経験で、他者を理解しようとする。
教師が子供、生徒を理解するときもそれは仕方のないことだと思う。
しかし、それがいかに実際の子供たちと乖離しているか。そのことをしっかり理解させてくれる。まだまだ短い人生とはいえ、子供たちもしっかり生きている。
だから、彼らにも彼ら独自の事情があり、私たちは彼らを自分の言葉で理解しようとする前に、彼ら自身を同じく生きるものとして扱い、しっかり対峙しなければいけないのだ、と感じた。
いやぁ、子供というのは一筋縄ではいかないものだなぁ。
そして、現代の教師は、たいへんだ。