俺の貴重な二時間を奪ってくれたな!
といいたくなる映画です。
ほめられるのは、役者がセリフをトチらないことと、
カメラがピンボケしていないことくらいで、
あとはぜんぜん、まるっきり、さっぱり、駄目な映画です。
だが、それがいい。
飲み会で映画の話になった場合、盛り上がるのは、
「アラビアのロレンス」でも「シンドラーのリスト」でも
「市民ケーン」でも「ダイハード」でもなく、
「ハウス・オブ・ザ・デッド」のような映画なのです。
女の子にはモテなくなりますが。
以下、この映画の駄目なところ、つまり愛すべきところを、
ちょっとだけ書きます。
・ゾンビを倒すと、いちいちゲームの「ハウス・オブ・ザ・デッド1」
の映像が無造作にインサートされるMTV感覚。
・物語の舞台となる屋敷の中で、登場人物の一人がゾンビにかまれ
「俺はもうだめだよ」と、爆弾を抱いて外に出て行って自爆。
数体のゾンビを片付けるものの、屋敷のドアや窓も吹き飛び、
結局、大量のゾンビが屋敷の中に入ってきてしまう。
・その直後、今度は地下へ向かう隠し通路の前で
登場人物の一人がゾンビに引っかかってしまう。
「俺はもうだめだよ」とばかり、ゾンビを道連れに自爆。
地下に逃げた主人公達が吹き飛ばされてしまう(助かるけど)。
・敵のボスに心臓を刺されて死ぬヒロイン。その後、主人公はボスに首をしめられ、絶体絶命。
すると、ヒロインがなぜか生き返り、ボスにトドメをさして、役目が終わるとまた死ぬ。
その後ヒロインは、主人公に肩を抱かれながら、顔は死んでいるが
わりと元気に歩く。生きてたのか、ゾンビ化したのか、なんだったのか。
・最後に「これは始まりかもしれない」とか言う。