- 演奏: アックス(エマニュエル)
- 作曲: ハイドン
- CD (1995/4/21)
- ディスク枚数: 1
- レーベル: ソニーレコード
- 収録時間: 61 分
- ASIN: B00005G8IH
- おすすめ度: 5つ星のうち 5.0 レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
- Amazon ベストセラー商品ランキング: 音楽 - 288,369位 (音楽のベストセラーを見る)
登録情報
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| 1. ピアノ・ソナタ第32番(第47番)ロ短調 |
| 2. 同第34番(第53番)ホ短調 |
| 3. 同第44番(第32番)ト短調 |
| 4. 同第49番(第59番)変ホ長調 |
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最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
いい生き方をしている「いいピアニスト」という言葉が最高にふさわしい,
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レビュー対象商品: ハイドン:ピアノ・ソナタ集 (CD)
ハイドン研究家として知られるロビンズ・ランドンは、その著書『モーツァルト―音楽における天才の役割 』(中公新書)の冒頭で「巨匠ベートーヴェンの不滅の作品があるおかげで、ハイドン、モーツァルト、シューベルト、ヴェーバーの作品はようやく生きのびてきた」という指揮者ヴァインガルドナーの発言(1907年)を引用し、ほんの百年で作曲家への評価がどれほど変遷するかを指摘する。そしてもちろん、モーツァルトを語るランドンの筆致には、つねに「ハイドン」の存在がライトモチーフとして光を投げかけ、それゆえにそれぞれの作品論への味わいが深くなっている。この音盤を聴きこんでいくと、まずはモダンピアノ(録音データに記載されていないがこれはニューヨークスタインウェイであろう)を使用してのハイドンのまさに非の打ち所のない音楽に心を鷲づかみにされ、そしてさらに、エマニュエル・アックスのひじょうに説得力あふれるハイドン解釈をとおし、ロビンズの評論と共鳴するようにして見えてくるモーツァルトやベートーヴェン、シューベルトの宇宙へとこのまま足を踏み入れていきたくなる。いや、理屈はともかく。アックスの演奏については、いまさら言うまでもなく(ご存じないかたは、ともかくなんでもいいから彼の音盤を聴いてみてください。もちろんヨーヨーとの共演作でもかまわない)みごとなものだが、第一回ルービンシュタインコンクールの覇者としてキャリアをスタートさせた若い頃にくらべ、重心がさらにしっかりとし、自分のペースでじっくりと活動をしてきたピアニストならではの滋味と奥ゆきの深さが増している。何を弾いても名演だが、すべてにおいて完璧にハマってしまうせいか、演奏そのものの印象がしばらくすると薄れてしまう傾向は健在なれど、かえってそのスタイルがハイドンとは絶妙にしっくりくる。哲人を思わせる落ちついた魅力にあふれ、土臭さと天上の響きを兼ね備えながら、あくまでも人間的で活力に満ちたハイドンだ。 ここ数年ではピアノフォルテによる演奏も含め、名盤が目立つハイドン・ソナタだが、この音盤を聴いてしまうとしばらくは他のものに手を出す気が失せてしまう。以下、蛇足だが、音楽の世界を牽引していくのは演奏家か、聴衆か、作曲家か、興行主か、評論家か、レコード業界か、はたまたメディア全般か、というような(アホな?)ことを自問しては殺伐とした気分になっていた時期、たまたまこの音盤を手に取り、やはり演奏する人がいちばん偉いじゃん!と感動したことも付記しておく。
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