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ハイエク―マルクス主義を殺した哲人
 
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ハイエク―マルクス主義を殺した哲人 [単行本]

渡部 昇一
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

ブックレビュー社

現代に通じるハイエクの自由主義思想をわかりやすく紹介。名著『隷属への道』のエッセンス
ハイエクは,1974年にノーベル賞を受賞した20世紀を代表する経済学者の一人だが,政治哲学,思想面でも大きな業績を残した。国家による計画や市場への介入を排する徹底した自由主義の立場に立ち,社会主義やケインズ主義に対抗したほか,近年も英国のサッチャー,米国のレーガン政権の思想的基礎をなした。本書は,1944年出版の代表著作『隷属への道』を一章ごとに読み解く形で,ハイエク思想とその現代的意義をわかりやすく解説したものだ。『隷属への道』は,著者によれば20世紀後半にマルクス主義の影響から人類を解き放ち,ソ連を崩壊させた理論的根拠となった歴史的著作である。

ハイエクの基本的考えは,各個人の天性・性向の発現こそ最も尊敬されるべきであり,その自由な行動が経済的繁栄の原動力となるという,徹底した自由主義,市場重視にある。そうした考えから,当時欧州を覆ったファシズムだけでなく,社会主義政策も経済の統制を図る点で同根と批判した。

今日に適用すれば 課税による所得再分配や福祉国家制度も社会主義的政策であり,人間の自由,経済発展を損なうものとして否定される。現代日本において行政改革,規制緩和,税制,社会保障改革など構造改革のあり方を考える際,ハイエクのラディカルな思想は改革推進派の1つの後ろ盾となろう。

著者も指摘するハイエクのもう1つの特徴は,徹底した自由主義だけでなく,自由主義から離反する危険を警告した点にある。人間には一面で計画化を望む本性があり,自由主義経済で要求が満たされないと,逆にそれをのろうようになる。そこに高まいな理想を掲げた少数者による支配が忍び寄る。

原著によらず,警世の書ともいえる『隷属への道』のエッセンスを世に紹介することに本書の意義がある。 (日本経済研究センター 研究開発部長 金子 雄一)
(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)

内容(「BOOK」データベースより)

「安い税金」と「規制なき自由競争」が日本に活力を呼び戻す!サッチャー・レーガン革命を導いた「繁栄」のバイブル。

登録情報

  • 単行本: 277ページ
  • 出版社: PHP研究所 (1999/01)
  • ISBN-10: 4569604048
  • ISBN-13: 978-4569604046
  • 発売日: 1999/01
  • 商品の寸法: 19.8 x 14 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 122,983位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
27 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
ハイエクの主張のエッセンスが盛り込まれた比較的わかりやすい内容である。内容的にハイエク入門書としては若干の厳しいところもあるが、おおむね問題はないと思われる。原書ではわかりにくかったハイエク自身の自由主義観も補足説明されており、手っ取り早くハイエクを知りたい人にお勧め。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 香桑 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
ハイエクからの引用を引きながら、わかりやすい表現で解説が述べてある。ハイエクの言辞は箴言のように示されており、印象的ではあるが全体像を結ぶことが難しい。どこまでがハイエクの主張で、どこからが著者の主張になるのか、というと、後者の比重が大きい気がした。
ハイエクの著書を読むにしても、初心者にとっては、時代背景などの周辺の情報の補強としては役立ったことにしておく。
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
日本人として今現在生きていて、これから理想の社会を築いていく上で、いかに本書で示されている自由というものが大切であるかを痛感させられる。今現在の日本社会の良い点と改善すべき点について読み解ける。
このレビューは参考になりましたか?

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