同じチャーリー・シーン主演のカルト作「処刑ライダー」はめでたくBD化、
本作もファン数こそ「処刑ライダー」に劣れども面白さは甲乙つけがたい、
「処刑ライダー」が青春映画のフォーマット上のカーアクションなら、こちらは犯罪映画の体裁を借りたカーアクション、
チャーリー・シーン自身のポルシェ趣味が十二分に活かされたポルシェ・ラヴな映画、
たぶんこの映画のファンの多くは本作に登場する車こそ「ポルシェ」だといまでも信じているタイプだと思う、
とにかくマシンとしてのポルシェを美しく撮影するという美意識が貫かれています、
実質的な主演はD.B.スゥイーニー演じる警官、 彼がポルシェ専門の自動車窃盗団へ潜入捜査する刑事映画、 窃盗団の影のボスをチャーリーが演じている、二人の境遇の違い、にもかかわらず二人の間に芽生える友情、そしてD.B.とチャーリーの妹との淡い恋愛、「処刑ライダー」同様にここでもランディ・クエイドがタフな警察上司役、怖い顔俳優ハリウッドNo.1なのに「天使にラブソングを」を監督したビル・デュークが窃盗団の表のボス、チャーリーの妹役は80年代に売れたトップ・モデルのララ・ハリスが演じている、自然に贅沢が身に付いている美女という設定に相応しい綺麗な女優で、いまのハリウッドには見られなくなってしまったナチュラルな美形です、
ロサンゼルスの昼と夜、ロデオ・ドライブの華やかさと自動車工場のあるダウンタウンの寂れた雰囲気の対比がハードボイルドな演出を盛り上げていて良い映画なんです、当時のロサンゼルスの少々浮かれた風俗描写も十分盛り込まれていて脚本・演出の上手さも感じます、