物理学賞、化学賞、医学生理学賞の3つのノーベル賞について、一冊にまとめた本。主に、以下の4つの柱になっている。
・ノーベル賞の歩み
・110年間における542人(重複受賞も加えるとのべ545人)の受賞者とその業績の一覧紹介
・日本人受賞者15人中12人のインタビュー(除く、湯川、朝永、福井)
・2011年の有力候補と受賞者の予想
個人的に一番面白く読めたのは、2011年の有力候補について。日本人も含めて108人の名前が挙がっている。また、ノーベル賞の物語では、一家で5個のノーベル賞を獲得したキュリー家や、受賞に疑問を持たれた人たち、女性・夫婦・親子の受賞者一覧、最年少・最高齢受賞者一覧などが載っている。また、国籍別受賞者の推移を見ると1950年以降、アメリカが突出していることがわかる。
インタビューは、過去に雑誌Newtonに掲載されたもの。読まれたことが無い人にとっては大変興味深い内容だが、既に他のニュートン別冊で何度か使いまわされているものもある。そのような点も考えると、内容はいいけれど、価格設定がちょっとお高い気がする。
2000年以降、日本人受賞者が増えている。2011年以降もさらに新たな日本人受賞者が増え、出版社が短期間で改訂版を出さなくてはならなくなるような事態になることを祈りたい。