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ノーベル賞110年の全記録―日本の受賞科学者全15人を完全紹介 (ニュートンムック Newton別冊)
 
 

ノーベル賞110年の全記録―日本の受賞科学者全15人を完全紹介 (ニュートンムック Newton別冊) [ムック]


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登録情報

  • ムック: 159ページ
  • 出版社: ニュートンプレス (2010/12/27)
  • ISBN-10: 4315518948
  • ISBN-13: 978-4315518948
  • 発売日: 2010/12/27
  • 商品の寸法: 27.4 x 20.8 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
物理学賞、化学賞、医学生理学賞の3つのノーベル賞について、一冊にまとめた本。主に、以下の4つの柱になっている。
・ノーベル賞の歩み
・110年間における542人(重複受賞も加えるとのべ545人)の受賞者とその業績の一覧紹介
・日本人受賞者15人中12人のインタビュー(除く、湯川、朝永、福井)
・2011年の有力候補と受賞者の予想

個人的に一番面白く読めたのは、2011年の有力候補について。日本人も含めて108人の名前が挙がっている。また、ノーベル賞の物語では、一家で5個のノーベル賞を獲得したキュリー家や、受賞に疑問を持たれた人たち、女性・夫婦・親子の受賞者一覧、最年少・最高齢受賞者一覧などが載っている。また、国籍別受賞者の推移を見ると1950年以降、アメリカが突出していることがわかる。

インタビューは、過去に雑誌Newtonに掲載されたもの。読まれたことが無い人にとっては大変興味深い内容だが、既に他のニュートン別冊で何度か使いまわされているものもある。そのような点も考えると、内容はいいけれど、価格設定がちょっとお高い気がする。

2000年以降、日本人受賞者が増えている。2011年以降もさらに新たな日本人受賞者が増え、出版社が短期間で改訂版を出さなくてはならなくなるような事態になることを祈りたい。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By J-HASE
 1901年から始まったノーベル医学・生理学賞,物理学賞,化学賞についての歴史や,日本人受賞者のインタビュー,そして,今後ノーベル賞が期待される研究テーマなどについて書かれている非常に興味深い本。ノーベル賞というのは,毎年受賞がニュースで大きく報じられるものの,学校の教科書で紹介されることは少なく,このような本を購入しなければ,その内容について詳しく知ることはできない。キュリー夫妻やアインシュタイン,湯川秀樹がノーベル賞を取ったことくらいは知っていても,それ以上のことはほとんどの人が知らなかったり,忘れてしまったりしているのではないだろうか。だから,改めてこの110年間のノーベル賞についての知識を深めることは,私たちが多くの科学者からこれまで恩恵を受け,またこれからも受け続けるという事実を認識する良い機会になるのではないかと考える。
 
 そして,参考までにこれまでの日本人のノーベル賞受賞者は,次の通りである。

ノーベル医学・生理学賞
1987年 利根川 進(多様な抗体を生成する遺伝的原理の解明)
ノーベル物理学賞
1949年 湯川 秀樹(核力の理論による中間子存在の予言)
1965年 朝永 振一郎(量子電気力学の分野における基礎的研究)
1973年 江崎 玲於奈(半導体におけるトンネル効果と超伝導体の実験的発見)
2002年 小柴 昌俊(天体物理学,特に宇宙からのニュートリノの検出に対する先駆的な貢献)
2008年 南部 陽一郎(素粒子物理学における自発的対称性の破れの発見)
2008年 小林 誠(自然界に少なくとも3世代のクォークが存在することを予言する対称性の破れの起源の発見)
2008年 益川 敏英(自然界に少なくとも3世代のクォークが存在することを予言する対称性の破れの起源の発見)
ノーベル化学賞
1981年 福井 謙一(化学反応過程の理論的研究)
2000年 白川 英樹(導電性ポリマーの発見と開発)
2001年 野依 良治(触媒を用いた不斉水素化反応の業績)
2002年 田中 耕一(生体高分子の同定と構造解析の方法の開発)
2008年 下村 脩(緑色蛍光タンパク「GFP」の発見と応用)
2010年 根岸 英一(有機合成におけるパラジウム触媒によるクロスカップリング)
2010年 鈴木 章(有機合成におけるパラジウム触媒によるクロスカップリング)

 上記を見れば一目瞭然だが,日本は医学・生理学に比べて,物理,化学が圧倒的に強いという事実だ。私個人としても,ニュートリノの研究について非常に興味を持った。日本人には,物理,化学好きが多いのだろうか。しかし,今後は山中伸弥教授のiPS細胞(induced Pluripotent Stem cell,人工多能性細胞)などの研究があるので,医学・生理学賞もかなり期待できるとも言える。
 また,21世紀になってからの受賞が急に増えている。これは,それらの研究を行われていた1960年〜1970年代の研究の成果が評価されたということを意味している。日本が高度成長時代に突入したのがその頃だから,それを考えれば今後の日本人ノーベル賞受賞も大いにあるのではないかと期待してしまう。それにしても,2000年からの11年はまさにノーベル賞のラッシュとも言えるくらい日本人が受賞している。テレビで毎年のように日本人受賞の報道がされているが,2000年以前を考えると,それはとても凄い出来事なのだと改めて実感する。1988年から1999年までの12年間は,一人も日本人はノーベル賞を受賞していないのだから。そして,これまでのノーベル賞受賞者の名前は,覚えておいて決して損はないだろう。まさに日本人の誇りと言える人々なのだから。
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