いきなり話は変わるけど、ってまだはじまってないけど、
「『指輪物語』1巻で挫折した」って人、けっこういませんか。
わたし中学2年生で読んだのですが、ちょっとくじけそうでしたもの。
本書もそう。
はじまって100ページくらいは、知らない人名やら地名やらがやたらと出てきて、
そのたびに「誰だっけこいつ、どこだっけそこは」と健忘症状態。
たいした事件もおきないし、もう読み進めるのがつらくて。
で、結局「こいつら別に登場させなくてもよかったのでは?」と気づく。
そのあたりが、細かいところもゆるがせにしない「学者本の限界」ってことか。
まあ、誰もが塩野七生じゃないからね。
あと、地図、もっとたくさん入れようよ。わかりやすくするために。
国家の領域や行軍ルートとかも載せてさ。
この本で一番おもしろいのは、「エピローグ 十字軍のノルマン人」。
扱っている事件がポピュラーだし、有名人もちょこちょこ出てくるし、
主役のボエモンドも魅力的。
我慢して冒頭から読もうとして挫折するより、
まずはこのエピローグから読むことをお薦めしたい。