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ノルウェイの森 下 (講談社文庫)
 
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ノルウェイの森 下 (講談社文庫) [ペーパーバック]

村上 春樹
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

激しくて、物静かで哀しい、100パーセントの恋愛小説!
あらゆる物事を深刻に考えすぎないようにすること、あらゆる物事と自分の間にしかるべき距離を置くこと。あたらしい僕の大学生活はこうしてはじまった。自殺した親友キズキ、その恋人の直子、同じ学部の緑。等身大の人物を登場させ、心の震えや感動、そして哀しみを淡々とせつないまでに描いた作品。

内容(「BOOK」データベースより)

あらゆる物事を深刻に考えすぎないようにすること、あらゆる物事と自分の間にしかるべき距離を置くこと―。あたらしい僕の大学生活はこうしてはじまった。自殺した親友キズキ、その恋人の直子、同じ学部の緑。等身大の人物を登場させ、心の震えや感動、そして哀しみを淡々とせつないまでに描いた作品。

登録情報

  • ペーパーバック: 296ページ
  • 出版社: 講談社 (2004/9/15)
  • 言語 日本語, 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 406274869X
  • ISBN-13: 978-4062748698
  • 発売日: 2004/9/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (133件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
村上春樹って名前がやたらと一人歩きしいるが、私は村上春樹の本ほど予備知識なしに読んだ方が断然楽しめるものはないと思う。 事実、私は恥ずかしながら中学生まで外国文学しか読まない西洋コンプレックスばりばりの文学少女だったので、たまたま家にある『ノルウェイの森』を読んだとき、村上春樹なんて名前まったく知らなかったし、これがベストセラーなんてことも知らなかった。
だから、よく見る評価で“これがベストセラー?”とか“これが純文学?”とか“これがノーベル賞候補の作家?”とか書いてあるととても違和感を感じる。
そういう先入観なしに読んだら、ビックリするくらい自分の中にスルスル入ってくる奇妙な小説なのに・・・・。これはまぁ人それぞれだろうけど、私は少なくともこの露悪的なほど感傷的で理不尽な小説に物凄く感動したのを覚えている。
死人が多いとか、整合性がないとか、そんなこと他の小説でも山程あるし、性描写も特に過激だとは思わなかった。そんなことよりも、ただただ胸が痛くなった。 直子はキヅキや姉の亡霊に囚われ続けていて、本当に人を愛せなくなっていたのかもしれない。そんな静かな生を感じさせる直子を、唯一救えたかもしれないワタナベ君が、鮮やかな生を感じさせる緑に惹かれていく過程。そして直子やキズキが何故死ななければいけなかったのかの徹底した"分からなさ"は、この奇妙なストーリーだからこそリアルに浮かび上がってきて、痛々しい。
人の記憶なんて不確かなものが多い。事実、自分の胸にしまっている大切な記憶や思い出を掘り起こしたら、『ノルウェイの森』の様に奇妙で生々しいものが出来上がってしまうんじゃないかと思う。私は、この小説はワタナベ君が直子のことを忘れないために、書いた小説なのだと思う。 だからこそこれ以上ない位感傷的なのだ。大人になるとよくわかるけど、過去の記憶を思い返すときほど感傷に耽ることはないのだから。実際にあの時の中に身をおいていたころ、自分がどれ程青くさくて愚かなのか分かっている人はいない。
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74 人中、59人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ペーパーバック
 春樹氏の作家デビュー25周年を記念して、オリジナルカバー、レイアウトで復刊された文庫本です。

 私が初めてこの作品を読んだのは、20歳前後の頃で、そのときは、特に感慨を持たなかったことを記憶しています。むしろ、春樹氏の作品群の中の「気に入らない作品」と、私の中では位置づけられていました。

『羊をめぐる冒険』や『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』を読んで、感銘を受けていたのにも関わらず・・・。

 それは、その当時の状況への反発も幾分あったからかもしれませんし(この本は事実上、村上春樹の名を世間へ知らしめることになる記念碑的ベスト・セラーとなり、当時はそれこそ『世界の中心で愛を叫ぶ』と同じようなミーハーな騒がれかたをしたものでした。)、同時に私がまだ若く、この小説にこめられた喪失感、孤独感を、深く受け止めることのできる器がなかったからかもしれません。

 しかし、それから十数年が過ぎた今、改めて読み返してみると、当時には感じることの出来なかったものを感じることができ、個人的に、今やっと、この名作を評価する気持ちになれました。

 最近は、ずいぶん若年層の春樹ファンが増えてきているようで、『海辺のカフカ』や、最新作『アフターダーク』で初めて春樹作品を読み、感動を覚えている若い方がいらっしゃるようですね。そのような方に、この作品を、「いつか、そのときが来たら読んで欲しい本」としてオススメしたいと思い、このレビューを書きました。

 私の言う「いつか、そのとき」とは、人生において、ふと気がつくと、大切な人、大切なときを自分がすでに多く失ってしまったことに、ふと気づいたときとでも言えばいいでしょうか・・・。そのときこそ、この小説が心の奥に染み渡るような気がしています。

 私のように、早すぎる時期にこれを読んでしまったがゆえに、「別に面白くなかった」と思ってしまった方にも、オリジナル・カバーが出たこの機会に、再読してみてはいかがでしょうか。
 この何年かに自分の中の「時」は、確かに流れてたのだな、ということを、この小説が教えてくれるかもしれないと思います。

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37 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ペーパーバック
性を生きることとして表す小説だから、やりおわれば死ぬ。
だから、簡単にやるし、簡単に死ぬ。
本来ある葛藤は、描かれているようで描かれない。なんとなく誰もが感じたノスタルジーを追い求めた小説なんだろうか?
時代が1980年代。小学生だった私が読むべき本ではなかったが、その時代が青春時代であればしっくりくるのだろうか?

主人公以外のやり終わった人間は、死ぬわけだから小説では美しい別れだったレイコもその後は死ぬだろうと思われる文面だし、もうセックスをしないと決めた直子も死ぬ。
暗喩が多いので、作者の意図している部分がどのぐらい読者に伝わってるんだろうか?

嫌なのは、それを小説数ページ読んだだけで分かったので、あとは情緒のない官能小説にしか感じなかったことだ。
青春の葛藤を著者が鼻で笑っているように思えて仕方なかった。この中で著者は主人公ではなく、少し斜にかまえた永沢さんなのだ。

今まで読んだ中で一番後味のわるい小説だ。
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