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ノリーのおわらない物語
 
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ノリーのおわらない物語 [単行本]

ニコルソン ベイカー , Nicholson Baker , 岸本 佐知子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,100 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

イギリスに引っ越した可愛らしい夢想家、9歳のアメリカ人少女ノリーが、小学校ではイジメ屋をやっつけ、家では長い長いお話を作る。作家が自分の娘をモデルに描いた愉快な「少女小説」。

内容(「BOOK」データベースより)

イギリスに引っ越した可愛らしい夢想家、九歳のアメリカ人少女ノリーが、小学校ではイジメ屋をやっつけ、家では長い長いお話を作る。作家が自分の娘をモデルに描いた愉快な「少女小説」。

登録情報

  • 単行本: 271ページ
  • 出版社: 白水社 (2004/06)
  • ISBN-10: 4560047839
  • ISBN-13: 978-4560047835
  • 発売日: 2004/06
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 714,680位 (本のベストセラーを見る)
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By 竹の梯子 VINE™ メンバー
形式:単行本
男女の電話における会話のみで成立している長篇「もしもし」(白水社以下同)、本文と脚注の主従がテレコになった「中2階」など、今度はどんな新しい小説の地平を見せてくれるのか、とっても楽しみな作家ニコルソン・ベイカーの最新作である。今回の主題は「こどもの世界」。こどもの視点というフィルターを通すとささやかな日常がワンダフルランドになっちまうとは・・・! 9歳とは微妙で繊細な年齢である。少しずつ世界の仕組みがわかりかけているけれども、キュートなあどけなさもまだ存分に残っている。岸本佐知子氏の翻訳文章を数ページ読んでいただければお分かりになると思うが、ちょっとした言葉の間違い、勘違いなど、いかにも9歳の少女が書いたかのような、とってもリアルでお茶目な文体となっている。ノリーの語るお話にいつまでも心地よく耳を傾けていたい。かつては自分もワンダフルランドの住人であったことを思い出せるかも知れないから。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By "sioo"
形式:単行本
小学生の休み時間に外に出て遊ぶよりも教室の中で本を読んだりする方が好きだった人は、この本を読んで自分の小さい頃と多少なりとも重なる事が有るでしょう。 文化系の女の子の小さい頃の頭の中はこんな感じなのです。だから、全然共感できない人もいるのではないでしょうか。
私は、それはそれは本を読むのが好きな子供だったので、「あ~、こんな感じだったなぁ」と思う所が随分ありました。自分が小学生の時につけていた日記を大人になってから読み返すような感じ。今も、あの頃のように毎日を物語っていきたくなりました。  
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
子供の視線は新鮮でも意外でもないと思う。誰でも自分の成育史の基底部に子供の視線を持っている。その上に色々な錯綜したものを積み上げて来たのだ。だから誰でもある程度までは、自分の中の子供の視点に立ち返ることができる。
その意味では、子供の視線を借りたことに実験的な意味はあまりないと思う。

本書の文には、子供らしい怒りや癇癪がなく、なんか物分かりがよい。
27頁の嫌味のぶつけ合いなんか、大人の会話だ。子供が空想で作った話も、夢のようにイメージがうろうろ変転する感じは少ない(例えば「10.せんすのお話」)。
作中人物は9歳だ。幼年期の夢見るような主観の営みに、理屈と建前の壁を築く試みが加わる年代だ。夢と、歩みをはじめたばかりの現実への適応行動が、本格的に衝突する。そこにむしろ、発想の飛躍とひらめきを観察したいと思う。読み手の自分もそこを通って来たのだと、思いたいのだ。
でも何か違う。そういうものが含まれる文にしては、対象を見る眼が静まり返っている。

作中人物が作ったお話が複数挿入されている。その中の怖い話が、良いと思った。お話を考える遊びだというが、悪夢を書き取ったみたいだ。
現実は脅威だ。現実に適応していくことは恐ろしい。直截に言語化することのできない衝撃や恐怖やおののきを、悪夢のような形で言語化するのだろうかと、思ってみた。
「15.死の雨の物語」が特に気に入った。

後半の、いじめに立ち向かう話は、普通のいい話だと思う。「52.友情のしん」で言っていることはなるほど真実だが、他の本にも書いてありそうなことで、本書のユニークな部分だとはいえないと思う。
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