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ノモンハン航空戦全史
 
 

ノモンハン航空戦全史 [単行本]

ディミタール ネディアルコフ , 源田 孝
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,625 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

ブルガリア空軍の現役のパイロットがソ連側の資料に基づいてまとめたノモンハン航空戦の記録。昭和14年、約4ヶ月間続いたノモンハン事件で、日本軍地上部隊はソ連地上軍に撃破されて多大な損害を出したが、航空部隊はソ連空軍を相手に圧勝した、と評価されてきた。日本陸軍航空隊が体験した初めての本格的な航空戦のすべてをソ連側の記録から検証する。原著に掲載された写真・イラスト・地図 96点 をすべて掲載。

内容(「BOOK」データベースより)

ブルガリア空軍の現役のパイロットがソ連側の資料に基づいてまとめたノモンハン航空戦の記録。原著に掲載された写真・イラスト・地図96点をすべて掲載。

登録情報

  • 単行本: 250ページ
  • 出版社: 芙蓉書房出版 (2010/12/24)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4829504994
  • ISBN-13: 978-4829504994
  • 発売日: 2010/12/24
  • 商品の寸法: 21 x 14.5 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本書は、1934年に日本と旧ソ連の間で戦われたノモンハン事件の特に航空作戦を扱った研究書です。ノモンハン事件は、限定的な枠組の中、短期間かつ激烈な戦闘が行われたこと、日本陸軍にとって、自らが想定した相手と激突した唯一とも言える作戦であることから今日でも学ぶ意義があります。 また、本書は旧ソ連崩壊後に公表された史料を元に、旧東側に属していたハンガリー空軍大佐が、その見識を活かしつつ書いています。このため、従来明確な数値がなかった旧ソ連側の損害等のデータも引用されており、日本側データと照らし合わせることでノモンハン航空作戦の実態をより明らかにしています。また、本書を監訳したのも元航空自衛官で航空自衛隊幹部学校の現職教官で、巻末にノモンハン航空作戦に関する論文を掲載し、読者の理解を助けています。 ただ惜しむらくは、日本側の航空機や写真の説明に難が散見されることです。しかし、それを上回る価値が本書にはあります。
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By KKK
戦史叢書や辻正信、五味川純平らの著書にも航空戦の様子はほとんど触れられて
いないので、ソ連側からの記述とはいえ航空戦の詳細が記録されているので資料価値
は高いと思う。ノモンハン航空戦では、補給、生産力まで含めた航空戦の本質に触れる
課題や、空中戦における集団戦法、重戦闘機の一撃離脱、防弾板、パイロット等搭乗員
の人数・疲労、少数精鋭主義の欠陥などが明らかになったようだが、こうした陸軍航空
の経験が海軍航空にも水平展開されていれば、太平洋戦争で海軍が同じ目にあったこと
を避けられたかもしれない、と考えると残念だ。
 本文中では撃墜機数などの数字が煩雑に出てくるが、本書の後半で監訳者がまとめた
「解説」に正確と思われる数字が記載されているので、ここから読み始めても航空戦の
本質を十分理解できると思う。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本書はブルガリア空軍現役大佐によるソ連軍資料に基づいてまとめられたノモンハン航空戦の記録である。巻末には航空自衛隊幹部学校教官による解説論文が付き、図表、写真等が充実した内容となっている。

昭和10年ごろ制空権獲得について、明野飛行学校を中心とした戦闘機による邀撃戦を重視する思想と、浜松飛行学校を中心とした爆撃機による敵機の地上撃破(航空撃滅戦)を重視する思想が陸軍航空部内にて対立していた。「素質劣悪ナル敵」を相手しているとされた支那事変での航空作戦においてはこの思想対立に結論は出ず、ソ連軍航空戦力を相手とするノモンハン航空戦は「一流の航空戦力」を相手とする初めての実戦であり、二つの航空作戦術思想が試された戦いでもあった(ソ連軍根拠地飛行場に対する航空撃滅戦と、邀撃による戦場防空が実施された)。
 その結果、航空撃滅戦は極めて有効であるとの評価が定まり、本航空戦の戦訓は昭和15年の「航空作戦綱要」の制定や「二号計画」(大規模な消耗戦を前提とした、航空戦力の縦深性の確保に重点を置く軍備拡張計画)の開始という形でフィードバックされたのである。

上記のような陸軍航空作戦思想の変遷を理解する上でも本書は必読文献となろう。ぜひ一読を進める。
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