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ノモンハン戦争―モンゴルと満洲国 (岩波新書)
 
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ノモンハン戦争―モンゴルと満洲国 (岩波新書) [新書]

田中 克彦
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 819 通常配送無料 詳細
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ノモンハン戦争―モンゴルと満洲国 (岩波新書) + ノモンハン事件―機密文書「検閲月報」が明かす虚実 (平凡社新書)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

一九三九年のノモンハン戦争は、かいらい国家満洲国とモンゴル人民共和国の国境をめぐる悲惨な戦闘の後、双方それぞれに二万人の犠牲をはらって終結した。誰のため、何のために?第二次大戦後、満洲国は消滅して中国東北部となり、モンゴルはソ連の崩壊とともに独立をまっとうした。現在につながる民族と国家の問題に迫った最新の研究。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

田中 克彦
1934年兵庫県に生まれる。1963年一橋大学大学院社会学研究科修了。現在、一橋大学名誉教授。専攻は言語学、モンゴル学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 246ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2009/6/19)
  • ISBN-10: 4004311918
  • ISBN-13: 978-4004311911
  • 発売日: 2009/6/19
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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By 革命人士 トップ500レビュアー
形式:新書
表題のノモンハン事件を、日ソの紛争からととしてではなく、日ソの勢力圏に分断されていたモンゴル人の交流の1ページとして描く。

清代までは、モンゴル族として部族生活をしていたのに、ロシア革命後の外モンゴル独立で突如として内外の蒙古に分断され、双方とも完全な監視社会だった1930年のモンゴリア。日ソの勢力圏に分断された2つのモンゴル族は満州国との交流を渇望していた。ノモンハン事件で争われた領土の画定交渉でも、これを機に両蒙古で交流の手がかりとし、話し合って解決しようとした。しかし、双方のモンゴル人代表はスパイ罪で処刑され、日ソの強硬策に否応なく従わされてしまう。

61年の国連加盟まで、モンゴルは事実上の鎖国状態で、ソ連に隷従していた。ソ連への隷従を誓う指導者たちも次々とソ連へ連行され暗殺されていく。ノモンハンで戦闘中も、戦場の死者以上に虐殺されるような暗黒の時代でも、何とか満州にいる同胞と手をつなぐ機はないか、モンゴル人が自立できないか、指導者たちは努力する。そして1990年、外モンゴルはようやく本当の独立を得た。本書の後半では心優しくもしたたかなモンゴル人の自立への戦いも描く。

本書では、著者が中心となった、冷戦後のノモンハン研究史にもかなり触れているが、その中で、「モンゴル史としてのノモンハン」が表舞台に上ってきたようである。ノモンハン事件は日ソの前哨戦として以上に、モンゴル史として捉えるべき出来事である、と見方を一新させられる本だった。
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18 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ishilinguist トップ500レビュアー
形式:新書
 これまて戦記等ではよく語られてきたが、冷戦のさなかにあって資料的制約が大きく、実態に謎の多かったノモンハン戦争を、いまでこそ可能になった環境や資料にもとづいて明らかにした一冊。
 特に現地の満州やモンゴルの実体験や調査に基づいているので、当時の現地の人々の感覚や見方がわかるのがとても新鮮である。当時の関東軍やソ連、そしてモンゴルの人々の思惑や利害がビビッドによみがえり、一般的な「ノモンハン事件」の理解や観念を塗り替えるものであるといえる。
 純粋に軍事的なことは論じられていない(戦果、被害、勝敗の判定など)。またモンゴル学者らしく、モンゴルの文化・歴史・言語に関するトリビアが本書に深みと人間味を与えてくれる。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Jupiter
形式:新書
司馬遼太郎が最後まで書くことを果たせなかったといわれるノモンハン事変。日本側では、いまでも何か奥歯に物がはさまったような言い方がされるが、それをモンゴルの視点から説き、そして現代モンゴル史にまで広げた書です。

現地部隊の国境線紛争という認識の日本と、田中メモに基づく日本の世界制服論を信じて万全の備えをとっていたソ連の考え方の違い。

戦闘に勝利したソ連・モンゴル側の主張の通りに領土が確定したが、仮に「日本」が勝利していたなら、その領土は現在でも中国のものになっていただろうという歴史の皮肉。

かつては騎馬民族としてユーラシア大陸を制覇し、そして近代においては中国とロシア(ソ連)という大国に挟まれたモンゴル。非情な国際政治のもとで、独立を果たしたモンゴルと独立を果たせなかったチベットの差異とは何だったのか。

豊富な海外文献に基づいて多くのことを明らかにしており、日本側の認識を新たにしています。相手側の観点から日本を見て、そしてそれによって相手のことも知る。モンゴルを知り、そして友好関係を築く持つための書でもあります。
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投稿日: 2010/1/6 投稿者: ryusoo一郎
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