登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
20 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
今こそ読まれるべき作品,
By ホレイシア (東京都国分寺市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ノモンハンの夏 (文春文庫) (文庫)
内容は他のレビューに詳しいので、読書歴の一部として書いておくだけにするが、読後に来るのは圧倒的な怒りと、どうしようもない虚無感である。日本陸軍の馬鹿さ加減に対する怒りと、でも世の中の仕組みってこうだよね、別に何も変わってないやね、という空しさ。抑えた文章がそれを際立たせる。ところで「ノモンハン」と聞いて何の話かわかるのって、どの世代までだろう。私は三十代で読んで、今、四十だが、他のレビュアーも何となく近い世代かなーと感じる。できたらもうちょっと若い世代にも読んでほしい作品である。「知らない」ということほど怖いことはない。
44 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ノモンハンとは何だったのか?,
By
レビュー対象商品: ノモンハンの夏 (文春文庫) (文庫)
筆者のカットは東京を、クレムリンを、満州国新京を、そしてノモンハンの戦場を自在に映し出していく。そして1939年春から夏にかけて、世界が確かに絡まりあいながら一日一日と動いていったことをことを忠実に記していく。重層的である。そしてもちろん、焦点はしっかりとノモンハンの草原の戦場に当てられていく。悲惨で希望の無い戦争だったと言われるノモンハンが、将兵たちによってどのように激しく戦われたのか?そしてまた、「戦争は何故はじまるのか?」という疑問を持つ人には、いくつかの理由を多面的に提示してくれるだろう。少なくとも2人の人物が、明らかな悪として偶然ではない原因として挙げられている。抑制された文章が、本書に信頼感を与えている。
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
安全な場所にいる人間が唱える現場主義とは,
By
レビュー対象商品: ノモンハンの夏 (文春文庫) (文庫)
この本は、ノモンハンにおける戦いについてのミクロな話ではなく、国際政治の文脈の中に位置づけた上でのノモンハンの話、もしくは、ノモンハンという地点に最終的に結実された日本および諸外国の政治的・軍事的 意思決定のプロセスについて語った本、もしくは、日本陸軍幹部、および政治的指導者がいかにダメダメだっ たかということを語った本である。 ノモンハンの戦いの詳細を知りたいのであれば、アルヴィン・D. クックスの「ノモンハン(全四巻)」がよいかと。残 念なことに冷戦前に書かれているのでソ連側の資料、とりわけソ連崩壊後に発掘された資料を参照すること ができなかったけども。また、ソ連崩壊後に発掘されたソ連側の資料をもとに書かれた「ノモンハン事件の真 相と戦果」という本もあるので参照されたい。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|