月刊コミック・アーススターに連載中の久正人さんの作品内では一番少年向け、アクション重視の作品です。
過去、地球上に撒かれた外宇宙生物の種が、近年巨大生物「進化侵略体」として巨大成長、世界各地で人類を脅かします。
それを迎え撃つのは歴史上の人物(中には偉人とは呼べない危ない方も)のDNAを持った超能力者達。
彼らは偉人に似ている訳では有りませんが(性別も元の人物とは異なる場合が多い)、能力自体が偉人の業績、性格を元に擬人化されている所が漫画上の見所です。
ネタバレになりますが一つだけ上げますと、主人公の女子高校生、小椋しおは織田信長のDNAを持っており、具現化される力は巨大な"銃"です。
久氏のスタイリッシュな絵は健在で、一話目からアクション全開で巨大怪獣が暴れまくります。
特に後半に観る事が出来る台風中の空中戦の描写は素晴らしいです。
古生物に詳しい作者ならではの凝った進化生命体のデザインも大いに楽しめると共に、友情や選ばれし者の恍惚と不安を描いた王道ヒロイン物でもあります。
久氏の他作品に顕著な妖艶さ、ブラックさは現状では余り観る事が出来ませんが、怪獣漫画ファンの方には大いにお薦めです。