メタル好きを自称するなら、まずは試しに聴いておかねば後悔する。
これまで、メタルの中ではDream Theater、THE CROWNを特に好んで聴いていたが
新たなメタルバンドの発掘という軽い気持ちで、検索中に
偶然見かけ、一切の期待を持たずに聴いてみた、The Black Dahlia Murder。
しかし、これが思わぬ大当たり(超大物)だった。
本家北欧のバンド以上に、北欧らしい叙情的な音遣いに何より驚かされる。
一聴しただけでは荒っぽく聴こえるが
何度も聴くうち、彼等の暗黒空間へと徐々に引きずり込まれていく。
楽曲のどれもが非常によく練られており、暴虐のうちに知性さえうかがわれる。
メタル好きを自称するなら、まずは試しに聴いておくべきである。
主にダークで、ときにへヴィネスであり、しかも速い。
他の作品を中古ではなく、新品ですべて揃えたいと思ったほどの名プレイヤー。
まだ、日本国内での知名度は高くないようだが、近いうち
必ずメタル史に、その名を刻むバンドであろうことに、疑いの余地はない。
何度聴いても飽きない、印象的なリフとメロディー。
申し分なく洗練された演奏技術。(パートごとの音量バランスも素晴らしい。)
冷酷で残忍にして凄惨でありながらも美しい構成美。
・・・上記と激しくギャップする、ヴォーカルのインパクトな眼鏡面は
ブラックユーモアを匂わせており、深い愛情を感じてやまない。>笑
最近の若手で、ここまで心に響くメタルは他になかった。
まさに、これからのメタル界を担う、新生メタルと礼賛してもよいのではなかろうか。
もともと一貫したスタイルが、アルバムごとにさらに安定してきており
さらなる進化の伸びしろも十分なので、今後の展開が実に楽しみである。