欧州にある小国「アウデンリート公国」
公国の貴族「エーデルシュヴァルツ家」の当主は10歳の少女、マリナ。
彼女は父親から引き継いだ「伯爵」家を守り、日々を過ごしていた。
そんな彼女の元へ、主家であり大公家でもあるアウデンリート公爵家から届いた一通の手紙により平穏が破られる。
両親の思い出が残る我が家を守るため、当主の証たる銃を手に、シドーとユーノスを伴って少女の戦いが始まる。
・・・
表紙絵と帯書きの「ゴシックx銃撃アクション」に釣られて購入。
ただし、注意が必要と感じるのは「ガンアクション」でなく「銃撃アクション」であること。
銃と少女という組み合わせは既出の作品が数あり、それらの作品と比べてはいけないのは判っていますが、この作家は銃器についてはあまり詳しくないと思われる点があり、比較対象にするのは酷かと。
だから「ガンアクション」ではなく「銃撃アクション」にしたのでしょう。
よって序盤から撃ち合うシーンは多々あるのですが、銃器は描かれるのみで殆ど動いていません。
オートもリボルバーも、ハンマーを起して撃つシングルアクションの描写がない。
生死を賭けた一発必中の決闘シーンですらダブルアクション。
何より中盤で、窓から投げ込まれた手榴弾が、安全ピンを抜いただけで安全レバーが付いたままの状態で爆発したシーンを見た時点で、銃器は演出道具としてしか見てないと判断しました。
この戦いでの「勝ち抜くためのキー」とされている当主の証が「銃」なので、そちらに期待したかったのですが。
形式がリボルバーなだけに、スイングアウトかトップブレイクなのかとか、弾丸の装填はスピードローダーを使うのかなど、細かい点に興味があったのですが、手入れのシーンすらない。
せっかくの設定なのに勿体無い。
あと、娘の戦いを予見しての父親の気遣いなのか、行動を共にするシドーとユーノスも設定から微妙。
シドーは、物心がつく頃から少年兵として過ごした経歴のある青年で、執事見習い?。
ユーノスは、マリナの父が作らせた「自律式人型機動兵器」・・・ってなんですか。
アンドロイドなのかロボットなのか。
序盤のせいもあって情報が少なくて良く判りませんが、充電式のバッテリー駆動とか・・・。
いきなりバッテリー切れで動かなくなってるし。
設定といえば、いろいろ下調べが足りてない気が・・・。
先の手榴弾の件もそうですが、静止軌道の気象衛星のことを停止衛星って・・・。
なんか細かいとこを突っ込んではいけない作品のようです。
以上、設定には突っ込みどころ満載ですが、ストーリーには興味を惹かれますので、今後の進展を期待して☆3つ。