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創世記の有名なノアの洪水の物語はなぜ語られつづけたのか。
本書は気鋭の海洋地質学者によるノアの洪水の真実の物語。
さまざまな断片情報が組み合わされて、出現する壮大な仮説。
仮説が検証され、一つの真実がよみがえってくる。
そこで見えてくるの気候の変動にともなって、海や湖は大きく姿を
変えていたということ、黒海はかつて淡水湖であったものが
あるとき、地中海の水が地峡を突き破って流入し、海とつながったという
驚くべき大自然のスペクタクルである。!
この手の科学モノは時に下手なフィクションよりずっと
楽しめるということの好例といえよう。
ちょっと冗長な感は否めません。
荒唐無稽とも思えるアイディアなのですが、この本には科学的な推論と 綿密な調査
研究を重ね、科学者が事実と思われる仮説へと一歩一歩近づ いていく過程が述べ
られています。それが実にスリリングで、まるで質 のいいミステリーを読むようです。
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