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最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
地味しかし努力家のネリルカ,
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レビュー対象商品: ネリルカ物語 (ハヤカワ文庫SF―パーンの竜騎士 外伝) (文庫)
「竜の貴婦人」モレタの物語の裏話になるのでしょうか?疫病が蔓延・療法師までも犠牲になるというパーン最大の危機に、人々は怯えるばかり。しかしフォート大岩洞の洞母モレタはじめ竜騎士は立ち上がり、必要なところへワクチンの配布・そして医療援助を行っていきます。 しかし嘆かわしいことにフォート城砦領主である主人公ネリルカの父親はこの惑星の危機に城砦に溜め込んでいる薬草を少しも供出する意思を見せぬ吝嗇家。そして疫病に倒れた人々の看護に努めた母親や妹たちの死をきいてまもなく、かつてからの愛人を城砦に呼び寄せる不実さに我慢強い彼女も愛想をつかしてしまいます。 父親への反発心と自分の薬草についての知識が役に立たないか?という思いで城砦を飛び出し、疫病撲滅のために!尽力する人々と出会い、成長していく彼女の姿はけなげです。彼女は竜騎士ではないですが、私はこのシリーズではネリルカに一番好感をもちます。
5つ星のうち 3.0
「竜の貴婦人」の面白さを深めるサイド・ストーリー,
By patella (千葉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ネリルカ物語 (ハヤカワ文庫SF―パーンの竜騎士 外伝) (文庫)
竜と生きる人たちの世界パーンを描いたシリーズの外伝、「竜の貴婦人」のさらにサイド・ストーリーとも言えるのが本書です。本編も1,2,3巻と続いた後、そのサイド・ストーリーというか「異なる視点で語りなおした」4,5,6巻がありますが、似たような位置づけだと思えばよいでしょう。「竜の貴婦人」で一寸出てきた脇役の女性を主人公に、本編の伝説となった時代のエピソードを違う目線で描きながら、著者お得意のパターンで不遇の女性が自らの人生を掴むまで、をたどります。他の巻と異なり主人公の口で語られるるので、少し雰囲気が違う面白さです。 主人公が最後に掴む幸福の中で結ばれる相手は、彼女の親友の結婚相手であり、その親友の死後の悲しみから立ち上がるときに恋した相手も消えてしまい、死を望むまでになった人。それでも心は通じていくというのですが、この心情の展開は「あり得ない」と言い捨てそうになる寸前の強引さです。それでも流行り病という災厄に立ち向かっていく人々の様々な姿を描くお話の面白さは変わりません。 このシリーズに特有の竜と人間の暖かな心の交流、竜の活躍はあまり見る事ができないので、竜が読みたい!人には少し寂しいかもしれません。
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