東京電機大学伝統の、旧精選400問のメジャーバージョンアップ版。
情報処理試験の午前問題は、制度が変わろうが何をしようが午後の記述試験採点対象者を少しでも減らす為の足切りに過ぎず、やはり本当の主題は午後問題にこそ存在する。
という事を念頭に置き、更には選択式、そして過去問題のリサイクルのオンパレードなのであれば、単純に一問一問をオムニバス形式にまとめ、それこそ3分でも5分でも時間が出来たタイミングでさっと取り出し、一問でも二問でもその場で学習出来る「状態」を繰り返し、それを積み重ねるのが最も効率的な学習方法である事は自明の理である。
結果、本来であれば広範に渡る所謂「午前対策」にかける時間を削るだけ削り、そうしてプロアクティブに作り上げた時間を本当の主題である「午後対策」に充てることで可能な限り効率的に合格へと駆け上がる為には、これ以上無い、それこそ本当の「午前対策」テキストであり、間違いなく適用される星は五つ以外に選択し得ないのだが、しかし今回心を鬼にして星を一つ削った理由を記載しておきたい。
でかい。
でかいのである。
メジャーバージョンアップ前のサイズが18.2 x 13 x 2.2であったのに対し、メジャーバージョンアップ後が21 x 15 x 2.2となっている。
小生は情報処理試験と名のつくものの午前対策としてこのシリーズしか手にとった事が無いのだが、今作がメジャーバージョンアップ後初の購入となり、手にして少々驚いている。
100題追加は有り難いが、単純に本の厚みを増すだけではダメだったのだろうか。その編集方針の変更は、ポケットの中にほっぽりこんでおいて電車の中でつり革を手にするポジションに就いた瞬間から下車するまでの時間を有効に活用したい小生のようなサラリーマンを少なからず落胆させた事だろう。
向かって右ページに問題を記載し、その裏に回答と解説という編集方針をとる別の会社の本が出れば、それはその会社にとって大変なビジネスチャンスであると考えるが、恐らく出て来やしない事に半ば諦めを覚えつつ、今回も合格へ向けて午後問題対策の時間創出の為、活躍してもらう事になると信じている。