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ネットデフレ ~IT社会が生み出した負のスパイラル~ (マイコミ新書)
 
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ネットデフレ ~IT社会が生み出した負のスパイラル~ (マイコミ新書) [新書]

川北 潤
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

90年代に社会に広まったインターネットは、いまや人々の生活や経済の営みに欠かせないものとなりました。ところが、インターネットが進化するにつれ、人々を幸せにするどころか、社会経済の足を引っ張り始めています。

実は、インターネットには重大な欠陥があるのです。この欠陥が原因で発生する経済の悪循環を、本書では「ネットデフレ(The Internet Deflation)」と名づけました。

ネットデフレと題すると、社会経済のごく一部の問題だと勘違いされる方もいるかもしれませんが、このインターネットの欠陥こそが、社会経済を悩ませているデフレスパイラルの張本人なのです。そして、先進国の中でこの重大な欠陥に最もむしばまれやすい国が日本なのです。
この大問題は、経済だけを語っていても一向に解決には向かいません。解決には、インターネットの欠陥を技術的に改善する必要があるのです。経済には経済のプロ、ITにはITのプロがいますが、ネットデフレはITが原因で発生する経済の悪循環です。

本書による指摘で、社会経済がネットデフレに陥っているということに気づいていただければ、まずは成功です。そして、この問題への解決策として、筆者自身が取り組んでいる“ブラウザ通信チャネル”という考えについて紹介します。

インターネットの行く末が、社会経済を助長し人々を幸せにするという本来の目的に向かって再び舵が取られるように願いを込めて、本書を社会に発信します。

内容(「BOOK」データベースより)

90年代に社会に広まったインターネットは、人々の生活や経済に欠かせないものとなったが、インターネットが進化するにつれ、人々を幸せにするどころか、社会経済の足を引っ張り始めている。実は、インターネットには重大な欠陥があるのだ。この欠陥が原因で発生する経済の悪循環を、本書では「ネットデフレ」と呼ぶ。このインターネットの欠陥こそが、社会経済を悩ませているデフレスパイラルの張本人なのだ。そして、先進国の中でこの重大な欠陥に最もむしばまれやすい国が日本。本書は、インターネットが、社会経済を助長し人々を幸せにするという本来の目的に向かって再び舵が取られるように願いを込めて書かれたものである。

登録情報

  • 新書: 228ページ
  • 出版社: 毎日コミュニケーションズ (2011/6/23)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4839938318
  • ISBN-13: 978-4839938314
  • 発売日: 2011/6/23
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 3.0 ネットとリアルのアンバランス, 2011/9/26
By 
内田裕介 (千葉県) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: ネットデフレ ~IT社会が生み出した負のスパイラル~ (マイコミ新書) (新書)
 仕事上の興味があって手に取った。著者はNW系のベンチャー経営者で、前半はEコマース市場の分析、後半は著者自身が開発販売しているツールの解説である。

 さて、ネットデフレとは何か。
 家電製品を買うときよくあるのが、商品はリアル店で確かめて、実際に買うのはカカクコムで調べたネットの最安店、というパターン。これをやられるとリアル店では商品が売れず、かたやネット店側でも安売り競争が加速して売値がどんどん下がってしまい、どちらも儲からない。かくしてリアル店は縮小し従業員は解雇され、ネット店も青息吐息で人は増やせず、給料が下がって消費も減る。これが著者のいうネットデフレである。

 さらに続けて、ネットで商品の価格が下がってしまうのは、商品に「対面販売」という付加価値をつけられないからである、と説く。しかし著者が開発した「ブラウザ通信チャンネル」を使えば、ネットでも販売員から商品説明を受けながら買い物ができる。人的サービスを付加することでネットでも適正な価格で商品が売れるようになると、Eコマース市場はデフレ傾向から脱却し、頭打ちになっているマーケットも拡大するであろう、と、これが著者の主張である。

 それなりに筋は通った「理論」だとは思う。が、例えば、家電量販店のヤマダ、エディオン、ケーズなどの売上はぐんぐん伸びていて、著者のいうように、リアル店がネット店に圧迫されて、従業員が解雇されて・・・というネットデフレ傾向はここからは見えにくい。先日LED電球を買いに量販店を覗いたが、ネットの1.5倍で売られている商品もあり、ネットの最安値と同じ価格で売られている商品もありで、現実は理論よりも少々複雑なようだ。

 前半の市場分析はそれでも、机上ではあるが独特の視点もあって興味深い。たとえば、Eコマース市場6.7兆円と自販機市場6.9兆円が近似しているのは、ネットの販売機能が自販機並にプアだから(p188)、とか、ECサイト全体のシステム費用は3.5兆円にものぼるがEコマース市場規模は6.7兆円しかない、売上の半分をシステムにつぎ込む会社は潰れる(p31)とか、真偽については多少検証は必要だろうが、ネットとリアルの間でいま、いろんなアンバランスが生じていることだけはわかる。

 ネットはまだ発展途上であって、リアルとかみ合って経済が安定的に回っていくにはまだまだ多くの努力が必要なのだろう。著者の開発した「ブラウザ通信チャンネル」もそのアンバランスを埋める努力のひとつにはちがいない。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ネットビジネスの参考書になった, 2011/7/7
レビュー対象商品: ネットデフレ ~IT社会が生み出した負のスパイラル~ (マイコミ新書) (新書)
インターネットでの販売は中間コストをかけずに消費者へ直接届けられるので、究極の収益ビジネスと考えていたが、それがいかに間違った思い込みであるかを次から次に豊富なデータを示し例証していく前半は文章のリズムの良さで一気に読まされた。表題の「ネットデフレ」から始まり、「ネット販売は自販機でしかない」「垂直統合をアイフォーンとアンドロイドがしようとしている」など筆者の造語能力と比喩の巧みさに、素人ではわかりにくい世界が動画のように活写される。
 解決策の提示としての第5章が、筆者の関連する新技術になっているので、第4章までの分析の後に、どのような技術があれば問題が解決するのかという議論の章がもう少しあったほうが親切と感じた。
全体的に資料が整理されていて、マーケットが俯瞰的に見下ろせることができる。これまでのネットビジネスの流れ、現在の問題点、これから進むべき方向など、ネットでの販売をしている、あるいは計画している企業や個人にとってまず最初に読むべき必読の書といえよう
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ちょっとさきの未来を覗く, 2011/7/4
レビュー対象商品: ネットデフレ ~IT社会が生み出した負のスパイラル~ (マイコミ新書) (新書)
「商品価値が下落の一途をたどり、人間が施していた付加価値サービスがそぎ落とされて、雇用機会が失われていく」これがネットデフレだといいます。旅行業も、生命保険も、証券業も、出版も・・・。確かに、身の回りで起きてることはそういうことですね。

この背景にある一番の理由は、ブラウジングとコミュニケーションが分断されたまま発展してきたことだといいます。(結果、いわゆるネットショップは、接客や接遇ができないサイバー自動販売機の道を突き進んできた)

では、これから先の未来はどんな感じになるでしょう・・。ウエブの閲覧と人間同士の会話が統合されるとき、次の進歩が見えてくるようです。近未来のイメージ描写があります。

 二人が同じウエブページを閲覧する。
 画面は同期して、マウスボタンも二つある。ふたつは色違いで見分けがつき
 自由にそれぞれ動く。AさんとB君の会話:
 A:ちょっと相談にのってくれる?この商品買いたいんだけど、どうかな?
 B:ええ、かわいいね。でもこっちの色もいいなぁ。
 離れた場所にいる二人は同じページを見ながら、お互いに異なるマウスポインタ
 をいじって会話している。

このイメージ、そういえばありそうでなかったですね! 今まではできなかった「ネットで接客販売」や「同じ画面を操作しながらの塾の指導」などがができるようになるというわけですね。
なんだか、ちょっと先の未来を覗いたようなワクワク感があり、また、ネットと私たちの社会を考えるとてもいいヒントが散りばめられています。お勧め!
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