以前経済的に困窮している方々の相談にのる仕事をしていたことがありますが、
本当に生活に困っている方は間違ってもファミレスでコース料理を注文したりしません。
また、「優秀なネットカフェ難民」云々という変なプライドもポリシーも持つ余裕は
ありません。本当にその日を生きるだけで精一杯なんです。
まあ、好きで路上生活したりする方もいないわけではないですが、作者氏のように
帰る場所もそれなりの生活が出来るであろう余裕と能力(あくまで推測ですが)がある方が
本書のようなルポを書いてもまるで迫ってくるものが無いです。大学生のレポートのような
どこかよそから眺めているような文章でした。
このような姿勢の作品を否定する訳ではありませんが、現在進行形で事象が起きている
今この時期に出せる作品でも無いと思います。