メディアの象徴であるテレビと、驚異的な成長・変化を遂げるネットを比較し、これからの動向を記した本。
テレビがネットのコンテンツになる社会動向と、通信業界・著作権・メディアリテラシー・国家政策のことやジャーナリズムの主張など、包括的に論じている。
内容の80%が解説になっているものの、これまであまり馴染みのなかったTVや通信業界をめぐるここ2,3年の動向を知ることができた。
今更ながら、ホリエモンが日本放送株を取得していた時の彼が持っていたビジョンを少しは理解できた気がする。2ちゃん、YouTubeなどでコンテンツをユーザーが投稿などで作る時代となった今、コンテンツ配信のプロ(動画・文問わず、制作側)は「もう、儲からない」のかも知れない。ユーザーはプロの論評やコメントをブログで見ることができ、ニュースなどの配信スピードは新聞より早い。
web2.0時代にあったサイトの構築を、一般企業なりメディア会社が仕掛けることが、今の進むべき方向だと思った。
(ただ、これも1,2年で方向転換するのかも・・・)
しかし、高齢者にはまだまだネットの馴染みが薄いだろう。65歳になるうちの両親もパソコンを持っていないし・・・高齢化社会にどうネットが浸透するかの解説や主張も盛り込んで欲しかった。