アルファブロガ―である、いしたに まさき氏が、現在のブログ界を席巻しているアルファブロガ―を対象に行ったアンケートに基づく一冊。ネット上での情報発信をテーマに、そうそうたる顔ぶれのアンケート結果が公開されており、さながら2010年アルファブロガ―白書といった感じである。
◆アンケートの取得項目
・お名前
・Twitter ID
・ご自分のWebサイト、ブログなど
・いちばん好きなWebサイト(Webサービス含む)は?
・初めて見た時にいちばん衝撃を受けたWebサイト(Webサービスも含む)とその理由
・ネットで情報発信する際にいちばん必要な個人のスキルはなんでしょう?
・あなたがネットで情報発信する際に心がけていることは?
・あなたがネットでの活動を続けることができた理由はなんでしょう?なぜ続いてきたのでしょう?
・収入の変化はありましたか?
・収入の変化はどれぐらい経ってからですか?
・アクセス数を増やす工夫をしていますか?
・フォロワー数を増やす工夫をしていますか?
◆本書を読んで印象に残ったキーワード
・スルー力(りょく)
情報発信後に、受信側からさまざまな「反応」がくる場合がある。その「反応」に耳を傾けることは大事であると同時に、その「反応」を受け流すことも大事である、という話。多様性のともなうソーシャルメディア上で情報発信する以上、リスクは常につきまとう。今後、この”スルー力”という概念は、より一層重要になってくるであろう。
・アマチュア精神
アマチュア精神を忘れないプロフェッショナルが最強、との金言。自分なりに解釈すると、コンテンツにおけるプロとアマの差は、「見せているのか」「見られているのか」の違いだと思う。ソーシャルメディアでの情報発信は、あえて「見られている」状態を作ることが、面白さを生み出すのだ。
・惰性/ログ
一番驚いたのが、アルファブロガ―の中でも続けている理由に「惰性」と答えていた人が、結構いることだ。さらに、内容の薄さに折り合いをつけてアップすることも多いとの弁も。この感覚は、これまでのマスメディアのようなものとは決定的に違う。一度でも内容の薄いものをアップすると、読者が逃げて帰ってこないと考えるのがセオリーだからだ。しかし、ブログのようなマイメディアは、たとえ内容が薄くても、デイリーに継続することの方が大切であるそうだ。それは、量的変化が質的変化に成長するためである。
ブログを、自分の等身大のログと捉えると、わかりやすい。毎日、濃い生活を過ごしている人などいない。それでも、薄さに記録をつけるからこそ、日常と違うことがおこればログがそれをアラートしてくれる。ログが自分自身の鏡像である以上、鏡の中だけ美化しても仕方ないのである。
この一冊で、何かすごく吹っ切れた気がする。もう少し時間をかけて深いことを書きたい気もするが、これにてアップしよう。なぜなら、それが自分の等身大だから。