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この本の著者は生物の先生。授業のなかで、生徒である中高生といっしょに、いろんな野の植物を食べてみる。ポップコーンにしたネコジャラシ、ドングリでつくったプリン、テンナンショウの毒イモのドーナツ、ジュズダマの粉でつくったクレープなどなど。そこまでして食べるか、とも思わせる活動ぶりだ。
しかし、極小の実を採集して粉にしたり、渋や毒をぬいたりする努力のつみかさねから、作物ってなんだろうということがみえてくる。そして、「作物には、植物自身の進化の歴史と、作物に関わってきた人間の歴史が合わさっている」ということばに納得させられる。
この著者の本を読むと気分が落ち着かなくなる。身近な自然のなかに、面白いことがごろごろしていることを教えてくれるから。本書のほかにも、「冬虫夏草を探しに行こう」や「ぼくらの昆虫記」など、読むとすぐにも野山に出かけたくなる本が多い。ぜひご一読を。
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