政治家になって、みんなの生活をよくしたい、人々が暮らしやすい社会を作りたい、
そんな夢と希望と高い志を持ったとして
一体どうやって「政治家」というものになるんだろう?
ある日ネコのマロンは決心します。彼らの目指す人とネコと動物たちとの
共存する社会を実現するために国会議員になろう、と。
マロンの無謀ではあるが真摯な活動がやがて人々の心を動かしていき、
何かが変わろうとしはじめる。
この本は、マロンの決意がどのように周りを動かしていったか
そして彼自身がどのように成長したのかという、一匹の
いや本当のところは一人の青年の成長の記録であり、ある意味では立派な青春小説ではないのかと
そう思うのである。
立候補するって具体的にどうしたらいいんだろう?などと政治に対して無関心になってしまった大人から
政治に興味を持ち始めた子どもまでいろんな世代が楽しめる一冊になっている。
現在に即したiPhone,youtube,ユーストリームといったインターネット駆使の新しい政治について
ネコたちの奮闘ぶりが読んでいて楽しいし
脚注の解説に、著者の志の高さや、思いや願いを感じ取ることができる。
ネコも人も考える、どうしたら世の中はよくなるだろう、僕にできるんでしょうか?
少し弱気になってしまうマロンに力を貸してくれる高橋さんの言葉が実に深い。
「今日動かないネコは明日も動かない」 まさにその通りだと思った。