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ネクロノミコン
 
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ネクロノミコン [単行本]

ドナルド・タイスン , 大瀧 啓裕
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

ついに発掘された禁断の魔道書! あの「クトゥルー神話」究極のアイテム『死霊秘法』の秘密が今すべて解き明かされる!! 初公開のラテン語版・ギリシア語版の序文とともに、狂詩人アルハザードの幻視した戦慄の邪神世界がその全貌を明らかに!

内容(「BOOK」データベースより)

魔物の咆哮が響きわたるロバ・エル・ハリイェーの大砂漠を、孤独と絶望のうちに彷徨う狂詩人アブドゥル・アルハザード―前人未到の秘境で彼が知り得た驚愕の知識とは!?クトゥルー神話最大のアイテム『ネクロノミコン』の全文、ついに解禁。

登録情報

  • 単行本: 320ページ
  • 出版社: 学習研究社 (2006/1/25)
  • ISBN-10: 4054029485
  • ISBN-13: 978-4054029484
  • 発売日: 2006/1/25
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.5 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 48,517位 (本のベストセラーを見る)
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22 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
解説本とかじゃなくて、本当に『魔導書ネクロノミコン』でした。

旧支配者のイメージが固定されて少しショックなところもありましたが、地底の河アザニやレン高原、エジプトやバビロニアの遺跡などの描写はまさにクトゥルー神話そのものでした。序文にはアルハザードの生涯が描かれていて、非常に面白いです。

真摯に作られたものなので、ラヴクラフトの作品と読み比べてみると良いと思います。

でも、どうせなら黒檀装丁の大冊のネクロノミコンを見たかった・・・。
このレビューは参考になりましたか?
29 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By cbjim
形式:単行本
クトゥルー神話にカテゴリーされる物語には、決まりごとと言っても良いくらい登場する魔道書がある。

それがネクロノミコンである。

もちろんそれはH・P・ラブクラフトの創作物であったわけなのだが、本職の小説家も含めた熱心なファンによって、過去、様々な手法でネクロノミコンを創作しようという試みがあった。

それらのいくつかは翻訳されたりもしたが、決して成功したものとは言えなかったと思う。

この本の出来に対しても、様々な反論はあろうと思うが、クトゥルー神話内で物語に彩りを添える程度に引用される断片等を反映しながらも、魔道書というよりは、架空の作者アルハザードの旅行記とし、一つの物語として成立させた事は素晴らしい。

それを楽しめるかどうかは個人の思い入れ次第だろう。

今後も同様な企画はされると思うのだが、ひとつの到達点として、超えるべき目標とされるのではないだろうか。
このレビューは参考になりましたか?
37 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「クトゥルー神話」という架空の神話体系を御存知だろうか。20世紀最後の怪奇・幻想作家、エドガー・アラン・ポオの後継者などと評される20世紀前半の恐怖小説家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトとその周辺にいた同業者達の間で、それぞれが考案した古き神々や禁断の魔術書といった設定を共有することで成立したその架空神話の中でも、名称の由来にもなっている瞑れる旧支配者「大いなるクトゥルー」以上に読者に強い印象を与えたのが、「狂えるアラブ人」アブドゥル・アルハザードの手になる魔術書『ネクロノミコン』の存在だろう。所有する者、読解した者が皆一様に精神に異常をきたすか、そうでなくともおぞましい最期を迎えたという『ネクロノミコン』については、ラヴクラフトを筆頭にクトゥルー神話に手を染めた数多の作家達がその小説作品の中で部分的な引用を行ってきている。そういった断片を一堂に集め、『ネクロノミコン』の要約版のようなものの作成を目論んだことのある読者は決して少なくないだろう。かくいう書評子もその一人で、高校時代に全集や作品集を付箋だらけにしてノートにまとめていたものだ。本書の著者であるドナルド・タイスンは、そうしたお遊びを更に二歩も三歩も先に進め、様々な作品中で言及されている断片から、『ネクロノミコン』という書物全体の復元を試みるという壮大なプロジェクトに着手した。その成果物が本書である。

 古来、秘儀参入を果たしたばかりの新米魔術師は、先人の手になる魔術書(グリモワール)の書写を行い、その知識と書物とを自らのものとするところから修行を始めたと言われているが、本書はいわば魔術師ドナルド・タイスンによる『ネクロノミコン』の新たな写本だとも言えるだろう。内容そのものは、語られざるアルハザードの小伝記を筆頭に、クトゥルー神話マニアであればニヤリとできるような小ネタがちりばめられているが、決して小説形式の独立した作品ではなく、既に数多の神話作品に親しく触れている人間でもなければ面白くも何ともないかも知れないので要注意。ともあれ、タイスンの恐るべきファン魂には敬意を表する他はない。
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