商品の説明
ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 ウォートン経営戦略シリーズ
世界には、1日2ドル未満で生活する貧困層が40億人いる。本書は、経済ピラミッドの底辺に位置するこの貧困層(Bottom of the Pyramid=BOP)こそ、今後急速に成長する魅力的な市場だと指摘。企業は彼らを、慈善や援助の相手としてはなく、ビジネスの対象として重視すべきと主張する。
世界には、1日2ドル未満で生活する貧困層が40億人いる。本書は、経済ピラミッドの底辺に位置するこの貧困層(Bottom of the Pyramid=BOP)こそ、今後急速に成長する魅力的な市場だと指摘。企業は彼らを、慈善や援助の相手としてはなく、ビジネスの対象として重視すべきと主張する。
貧困層を「顧客」や「消費者」に変えるには、先進国向けの製品・サービスに少し手を加えるといった対応では不十分。技術、製品・サービス、ビジネスモデルそのもののイノベーションが欠かせない。
BOP市場の基本となるのは、「パッケージ単位が小さく、1単位当たりの利潤も低い。市場規模は大きいが、少ない運転資本でも利益を出せる」ビジネス。例えば、米P&Gは低収入で現金不足のBOPに消費力を作り出すため、「使い切りパック」のシャンプーを販売した。ブラジルの家電チェーンは無理のない利子とカウンセリングで、BOPにも高品質な家電が買えるようにした。その他、医療、金融サービス、農業関連ビジネスなど様々な分野の成功事例も詳しく解説する。
BOP市場に参入することで得たノウハウ、実現したイノベーションは、先進国市場でも活用でき、企業の成長、発展に大いにつながると説いている。
(日経ビジネス 2005/12/05 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
出版社 / 著者からの内容紹介
■「ウォートン経営戦略シリーズ」第1弾、登場!
本書は、2004年のAmazon.com編集者投票によって「全米No.1ビジネス書」に選出されたほか、エコノミスト誌によって2004年のベスト書籍25冊の一つに選出されるなど、高い評価を獲得。
「読まずにはいられない本だ。世界が等しく繁栄するには、我々がビジネスのやり方を変革しなければならない」
---マイクロソフト社・会長兼チーフソフトウェアアーキテクト ビル・ゲイツ
「新興市場について、斬新なアイデアをもとめているのなら、もうほかを探す必要はない。これがその答えだ」
---オルブライト元米国国務長官
■「ウォートン経営戦略シリーズ」について
ペンシルバニア大学ウォートン・スクールは、1881年に設立された全米初のビジネススクールであり、教育・研究活動においてもトップクラスのビジネススクールと評価されている名門校。毎年、多数のビジネス・リーダーを世界に輩出しており、日本では小林陽太郎氏(富士ゼロックス会長)などが卒業生として知られています。
本シリーズは、ウォートンスクールの上席教授陣が選んだ世界第一級のビジネス著作物の数々から、日本のビジネスパーソンのために厳選した新しいビジネス書のシリーズ。その基準は、タイムリーかつ斬新、コンセプトが明瞭で、実行可能であること。新しいビジネスを切り拓いていくための、ポストMBAの実践書となります。
本書は、2004年のAmazon.com編集者投票によって「全米No.1ビジネス書」に選出されたほか、エコノミスト誌によって2004年のベスト書籍25冊の一つに選出されるなど、高い評価を獲得。
「読まずにはいられない本だ。世界が等しく繁栄するには、我々がビジネスのやり方を変革しなければならない」
---マイクロソフト社・会長兼チーフソフトウェアアーキテクト ビル・ゲイツ
「新興市場について、斬新なアイデアをもとめているのなら、もうほかを探す必要はない。これがその答えだ」
---オルブライト元米国国務長官
■「ウォートン経営戦略シリーズ」について
ペンシルバニア大学ウォートン・スクールは、1881年に設立された全米初のビジネススクールであり、教育・研究活動においてもトップクラスのビジネススクールと評価されている名門校。毎年、多数のビジネス・リーダーを世界に輩出しており、日本では小林陽太郎氏(富士ゼロックス会長)などが卒業生として知られています。
本シリーズは、ウォートンスクールの上席教授陣が選んだ世界第一級のビジネス著作物の数々から、日本のビジネスパーソンのために厳選した新しいビジネス書のシリーズ。その基準は、タイムリーかつ斬新、コンセプトが明瞭で、実行可能であること。新しいビジネスを切り拓いていくための、ポストMBAの実践書となります。
内容(「BOOK」データベースより)
アマゾン・ドットコムが選んだ2004年全米No.1ビジネス書。インド、南米、中国、アフリカ。動き出す50億人市場!構想10年『コア・コンピタンス経営』のC.K.プラハラードが贈る最新刊。
内容(「MARC」データベースより)
世界で最も貧しい国の人々に対して、適切なマーケティングと商品・サービスの提供を行うことで、これまで見過ごされてきた成長市場から莫大な利益を上げ、彼らの生活レベルを向上させることができると示す。
カバーの折り返し
世界で最も急速に成長する、魅力的な市場とは?
それは「BOP」、すなわち一日2ドル未満で生活する経済ピラミッドの底辺に位置する
人々−Bottom Of the Pyramid−である。
世界には、一日2ドル未満で生活する人々が約50億人いると言われている。しかし我々
は、ビジネスの相手として、彼らを無視してはいないだろうか。実のところ、彼らは
「消費者」である。
彼らを「顧客」へと変えるには、技術、製品・サービス、ビジネスモデルそのものの
イノベーションが不可欠だ。「欧米向けの商品を、少し変えて対応する」といった従
来の手法では、彼らを満足させることはできない。
本書には、インドのシャンプー市場で成功したP&Gの事例や、ニカラグアの電力会社、
ブラジルの家電チェーンの事例など、革新的なアプローチで「BOP」を「顧客」に変え
た企業が登場する。これらの実例を目にすれば、隠れたビジネスチャンスがいかに大き
いものかを理解できる。我々は、数十億人の「顧客」を創出することができるのだ。
構想十年余、斬新な着眼点と圧倒的なケーススタディで迫る、新しいグローバル戦略書。
(CD-ROMにはビデオとテキストによるボーナスケーススタディを収録)
それは「BOP」、すなわち一日2ドル未満で生活する経済ピラミッドの底辺に位置する
人々−Bottom Of the Pyramid−である。
世界には、一日2ドル未満で生活する人々が約50億人いると言われている。しかし我々
は、ビジネスの相手として、彼らを無視してはいないだろうか。実のところ、彼らは
「消費者」である。
彼らを「顧客」へと変えるには、技術、製品・サービス、ビジネスモデルそのものの
イノベーションが不可欠だ。「欧米向けの商品を、少し変えて対応する」といった従
来の手法では、彼らを満足させることはできない。
本書には、インドのシャンプー市場で成功したP&Gの事例や、ニカラグアの電力会社、
ブラジルの家電チェーンの事例など、革新的なアプローチで「BOP」を「顧客」に変え
た企業が登場する。これらの実例を目にすれば、隠れたビジネスチャンスがいかに大き
いものかを理解できる。我々は、数十億人の「顧客」を創出することができるのだ。
構想十年余、斬新な着眼点と圧倒的なケーススタディで迫る、新しいグローバル戦略書。
(CD-ROMにはビデオとテキストによるボーナスケーススタディを収録)
著者について
C.K.プラハラード
ミシガン大学ビジネススクールのハーベイ・C・フルハーフ記念講座教授。
前著『コア・コンピタンス経営』(ゲイリー・ハメルとの共著、日本経済新聞社)が ベストセラーとなり、大きな注目を集める。企業戦略論の第一人者として世界に名を馳せ、常に「次世代の」事業慣行を求めて研究を重ねている。
訳者について
スカイライト コンサルティング
経営情報の活用、業務改革の推進、IT活用、新規事業の立上げなどを支援するコンサルティング企業。経営情報の可視化とプロジェクト推進力を強みとしており、顧客との信頼関係のもと、機動的かつきめ細かな支援を提供することで知られる。顧客企業は一部上場企業からベンチャー企業まで多岐に渡り、製造、流通・小売、情報通信、金融・保険、官公庁などの幅広い分野で多数のプロジェクトを成功に導いている。
ミシガン大学ビジネススクールのハーベイ・C・フルハーフ記念講座教授。
前著『コア・コンピタンス経営』(ゲイリー・ハメルとの共著、日本経済新聞社)が ベストセラーとなり、大きな注目を集める。企業戦略論の第一人者として世界に名を馳せ、常に「次世代の」事業慣行を求めて研究を重ねている。
訳者について
スカイライト コンサルティング
経営情報の活用、業務改革の推進、IT活用、新規事業の立上げなどを支援するコンサルティング企業。経営情報の可視化とプロジェクト推進力を強みとしており、顧客との信頼関係のもと、機動的かつきめ細かな支援を提供することで知られる。顧客企業は一部上場企業からベンチャー企業まで多岐に渡り、製造、流通・小売、情報通信、金融・保険、官公庁などの幅広い分野で多数のプロジェクトを成功に導いている。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
プラハラード,C.K.
ミシガン大学ビジネススクールハーベイ・C・フルハーフ記念講座教授。企業戦略論の第一人者として、多国籍企業の企業戦略と経営者の役割について研究を重ねている。一流企業へのコンサルティング実績も豊富。『コア・コンピタンス経営』(ゲイリー・ハメルとの共著、日本経済新聞社)はベストセラーとなり、90年代の日本企業に大きな影響を与えた。『ネクスト・マーケット―「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略』の原著となる『The Fortune at the Bottom of the Pyramid』は、発売と同時に欧米各国で絶賛され、企業、政府、NGOの取り組みに大きな影響を与えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ミシガン大学ビジネススクールハーベイ・C・フルハーフ記念講座教授。企業戦略論の第一人者として、多国籍企業の企業戦略と経営者の役割について研究を重ねている。一流企業へのコンサルティング実績も豊富。『コア・コンピタンス経営』(ゲイリー・ハメルとの共著、日本経済新聞社)はベストセラーとなり、90年代の日本企業に大きな影響を与えた。『ネクスト・マーケット―「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略』の原著となる『The Fortune at the Bottom of the Pyramid』は、発売と同時に欧米各国で絶賛され、企業、政府、NGOの取り組みに大きな影響を与えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
帯より
アマゾン・ドットコムが選んだ2004年全米No.1ビジネス書
ビル・ゲイツ氏推薦!
インド、南米、中国、アフリカ。
動き出す50億人市場!
構想10年『コア・コンピタンス経営』のC.K.プラハラードが贈る最新刊
ビル・ゲイツ氏推薦!
インド、南米、中国、アフリカ。
動き出す50億人市場!
構想10年『コア・コンピタンス経営』のC.K.プラハラードが贈る最新刊
抜粋
現在、世界には一日二ドル未満で生活する人々が四○億人いると言われている。日本に住んでいる私にとって、そうした世界的な経済ピラミッドの底辺(ボトム・オブ・ザ・ピラミッド=BOP)にいる人々は、援助の対象として考えることはあっても、ビジネスの対象として考えることはまったくなかった。それは私以外の人にとっても同じであろう。
「貧困層にはお金がない。お金がないから物が買えない。だからそういう人はビジネスの対象にはならないし、生活の向上のためには援助を行うしかない」こういう論理は「常識として」広く信じられてきた。
本書は、貧困層相手のビジネスは成立すると説く。彼らにはお金があり、ブランド志向で、新しい技術への適応力も高いという。これは、これまで信じられてきた常識を覆す。また、貧困層相手にビジネスすることは、彼らのわずかなたくわえを搾取することではなく、そうすることで貧困層に消費の選択を与えることが可能となり、彼らの生活はより豊かになっていくという。
「そんなことが可能なのか?」
私は最初、正直なところ信じられなかった。だが読み進めると、なるほどと思えてきた。さらに豊富な成功事例の紹介に触れると、信じられるようになってきた。ビジネスモデルを創意工夫することで、四○億人を有する「次なる市場」への可能性が追求できる。そのビジネスモデルも突飛なことではない。
「BOPの人々が求めるものを捉え、彼らが入手可能なように、物流や金融を整備する。それには、信頼関係の構築が成否を分ける」
要約すると、こういうことだ。BOPの人々に向けたビジネスには高いリスクが内在されているものの、その高いリスクを上回る大きなリターンが得られる可能性は確かにある。
ここで、BOPと日本との関係について言及したい。
第二次世界大戦後、さまざまな社会インフラは分断され、日本経済は混乱していた。
家を失い、収入も満足になく、その日の食事にも困る人たちが大勢いた。この時代には多くの人が経済的困窮状態にあり、彼らが必要物資を手に入れる選択肢はきわめて限定されていた。「敗戦」という特別な事情はあったものの、ある意味で日本にもBOPが存在したのである。
戦後の焼け野原から、日本は経済復興を遂げた。それは援助だけでなしえたのだろうか? 答えはNOだ。日本人は数々の援助を受けながらも自力で経済再建を目指していった。そこには希望があった。自分たちの生活を良くしよう、社会を良くしようという夢があった。そしていくつかの企業も産まれた。
ホンダは自転車につける補助エンジンを開発した。50ccで一馬力のエンジンは、まさにBOP市場向けの商品だった。ソニーはラジオの修理や改造から事業を始めた。戦後社会では、情報を得るためにラジオの需要は高かった。これもBOP市場向けの商品であった。ホンダやソニーのように起業家精神旺盛な会社は他にも数多くあり、その後の日本の高度成長のキープレイヤーとなり、そして現代日本の経済的繁栄の柱となっている。つまり、日本は自力で貧困を克服し、奇跡的な経済発展につなげた国であるといえよう。
企業で海外展開を検討している方々、政府関係者、NGO活動に従事している人々に、ぜひ本書を読んでもらいたい。そして改めて日本ができる貢献や、BOP市場という次なる市場への投資を検討していただきたい。
(「日本語版監修者のまえがき」より引用)
「貧困層にはお金がない。お金がないから物が買えない。だからそういう人はビジネスの対象にはならないし、生活の向上のためには援助を行うしかない」こういう論理は「常識として」広く信じられてきた。
本書は、貧困層相手のビジネスは成立すると説く。彼らにはお金があり、ブランド志向で、新しい技術への適応力も高いという。これは、これまで信じられてきた常識を覆す。また、貧困層相手にビジネスすることは、彼らのわずかなたくわえを搾取することではなく、そうすることで貧困層に消費の選択を与えることが可能となり、彼らの生活はより豊かになっていくという。
「そんなことが可能なのか?」
私は最初、正直なところ信じられなかった。だが読み進めると、なるほどと思えてきた。さらに豊富な成功事例の紹介に触れると、信じられるようになってきた。ビジネスモデルを創意工夫することで、四○億人を有する「次なる市場」への可能性が追求できる。そのビジネスモデルも突飛なことではない。
「BOPの人々が求めるものを捉え、彼らが入手可能なように、物流や金融を整備する。それには、信頼関係の構築が成否を分ける」
要約すると、こういうことだ。BOPの人々に向けたビジネスには高いリスクが内在されているものの、その高いリスクを上回る大きなリターンが得られる可能性は確かにある。
ここで、BOPと日本との関係について言及したい。
第二次世界大戦後、さまざまな社会インフラは分断され、日本経済は混乱していた。
家を失い、収入も満足になく、その日の食事にも困る人たちが大勢いた。この時代には多くの人が経済的困窮状態にあり、彼らが必要物資を手に入れる選択肢はきわめて限定されていた。「敗戦」という特別な事情はあったものの、ある意味で日本にもBOPが存在したのである。
戦後の焼け野原から、日本は経済復興を遂げた。それは援助だけでなしえたのだろうか? 答えはNOだ。日本人は数々の援助を受けながらも自力で経済再建を目指していった。そこには希望があった。自分たちの生活を良くしよう、社会を良くしようという夢があった。そしていくつかの企業も産まれた。
ホンダは自転車につける補助エンジンを開発した。50ccで一馬力のエンジンは、まさにBOP市場向けの商品だった。ソニーはラジオの修理や改造から事業を始めた。戦後社会では、情報を得るためにラジオの需要は高かった。これもBOP市場向けの商品であった。ホンダやソニーのように起業家精神旺盛な会社は他にも数多くあり、その後の日本の高度成長のキープレイヤーとなり、そして現代日本の経済的繁栄の柱となっている。つまり、日本は自力で貧困を克服し、奇跡的な経済発展につなげた国であるといえよう。
企業で海外展開を検討している方々、政府関係者、NGO活動に従事している人々に、ぜひ本書を読んでもらいたい。そして改めて日本ができる貢献や、BOP市場という次なる市場への投資を検討していただきたい。
(「日本語版監修者のまえがき」より引用)