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ネオ共産主義論 (光文社新書)
 
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ネオ共産主義論 (光文社新書) [新書]

的場 昭弘
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

■悪魔の思想か?世界的難問への最終解答か?今21世紀の視点で問い直す
そもそも共産主義思想の淵源には、人間が「エデンの園」から地球上に放り出されたときに失ったものを取り戻そうとする本源的欲望があります。それは、この世界で、豊かに、そして知性を持って暮らすことです。しかしこの二つは、ともに実現することが困難な課題でもあります。
この相矛盾する問題をいかにして解くか。これこそ人類が地球上で生きていく際の最大の難問です。そして、そこに、共産主義思想をどう考えるか、ということが関わってくるわけです。(本文より一部抜粋)

内容(「BOOK」データベースより)

共産主義は悪魔の思想か?世界的難問への最終解答か?今21世紀の視点で問い直す。

登録情報

  • 新書: 259ページ
  • 出版社: 光文社 (2006/4/14)
  • ISBN-10: 4334033490
  • ISBN-13: 978-4334033491
  • 発売日: 2006/4/14
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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By マルチちゅ トップ1000レビュアー
形式:新書
 本書は共産主義の可能性について考察した本です。
 共産主義について解説した本はたくさんありますが、本書の特徴はその起源をユダヤ教の「旧約聖書」までさかのぼり、それとの対比で共産主義の歴史を紐解いているところです。特に近代のマルクスの思想、共産党の動向などはユダヤ教との比較によって、新たな側面が浮かびあがってきます。
 また共産主義の歴史を概観するという点でもコンパクトにまとまっており、良書だと言えます。旧約聖書からユートピア主義的なプラトン、メシアニズムによる千年王国論。空想的社会主義の諸潮流も詳しく紹介されており、マルクス以降については共産党のあり方や革命主体について、階級や国家などの様々な論争が網羅されています。最終的に提起される新たな共産主義、‐他者と喜びを共有するメカニズム−は、従来の暗く、忍耐を前提にした共産主義に対するイメージを払拭する、パラダイム・シフトとなるのではないかと思いました。
 共産主義思想について知るのに最適な本です。
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
共産主義という言葉が持つ負のイメージを払拭させられました。同時に真摯な気持ちでこれからの世界のあり方について、真剣に考えていく必要性があることも理解できました。

確かに、ソ連・東欧・中国・東南アジア…世界の至る所に20世紀中に現れた共産主義国家は、悲惨な結末を国民に強いながら崩壊もしくは転向という結果に終わろうとしています。

しかし、マルクスが考えたことと、実際の社会主義国や共産主義国で行われた政治のありかたは、大きな乖離がありました。

しかし、ここで大きな問題として我々の前に立ちはだかるのは、理論の正当性は誰が保証するのかという問題です。内ゲバという言葉が象徴するように、「アカ」と呼ばれる人々の闘争劇はこれまた、悲惨の二字に埋め尽くされる傾向にありました。

しかし、昨今の原油高や地球温暖化に依るまでもなく、資本主義の未来は全く明るさのないものです。主義=イデオロギー=宗教的権威ではなく、衆知を集めた人類の存亡と幸福を掛けた取り組みへと消化させなくてはなりません。

あらためて注目されつつあるマルクスを神格化から遠ざけ、新しい未来の想像に資して欲しいものです。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
全然「ネオ」でないところが限りなく辛い。

サン・シモン、フーリエ、オーウェンについての解説は割と丁寧で、
マルクス達、自称「科学的社会主義者」が空想的と否定した彼らを見直した点はなかなか面白いが、
本書の内容の大部分において、キリスト教的ユートピア思想と千年王国論を
共産主義思想と結びつけて語る「ばかり」ではどうかと思う。
ますます「共産主義」が宗教的・妄想的で実践力に乏しいモノに見えてしまう。

結局のところ著者の語る共産主義は「括弧」付の「共産主義」であって、
何らアクチュアルな説得力を持ってはいない。

19世紀から20世紀にかけて何億という人間を魅了しながらも
現実には失敗に終わってしまった
壮大な思考・政治・経済・社会実験であった<<共産主義>>の現実の詳細な分析と課題抽出、
そこから実践に向けての将来の展望、そんな内容を期待したかった。

まあ、新書ではそこまでの詳述は無理だろうが
それを可能な限り試みるのが研究者の役割ではないだろうか?
この程度の内容で「論」と書名を付けるのもかなり厚かましいとさえ思う。
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最近のカスタマーレビュー
共産主義批判にうってつけの題材
本書は共産主義が今なぜ必要とされるのか、共産主義に託された使命は何か、といったことを重きに置いている本ではない。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: 地方の
共産主義は宗教です
本書は共産主義史ともいうべき本で、共産主義の淵源が旧約聖書のエデンの園にあることから説き起こす。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: nibosubosi
前提知識の無い自分には、読んでくのに難しすぎた。
特に体系的に学んだことはなく、教養もなかったので、
タイトルが面白そうだったのでアマゾンで購入。... 続きを読む
投稿日: 2010/2/20 投稿者: まるちゃん
資本主義のツッコミ役として
刺激の強いタイトルですが、「ネオ共産主義」なるものが高らかに宣言されているわけではありません。むしろ共産主義思想の歴史的考察が中心です。著者は共産主義の萌芽をユダ... 続きを読む
投稿日: 2009/1/18 投稿者: かる
共産主義思想の多様性と現代的可能性を模索した好著!
新書が溢れる書店の棚のなかで私には本書がひときわ輝いてみえた。「本書を最後までお読みになられた方は、今まで共産主義について知らないことがいかに多かったかということ... 続きを読む
投稿日: 2007/7/24 投稿者: TKMT
論理だけでは納得できないかも?
... 続きを読む
投稿日: 2006/7/27 投稿者: 佐野 鷹男
改めて考えて見ましょう
共産主義という言葉、危険でありながら且つ何処か心を擽られる言葉。その共産主義についてマルクス研究で有名な著者が書き上げた新書です。社会主義と共産主義との違いや、共... 続きを読む
投稿日: 2006/5/1 投稿者: USC
党員の基本読書文献になるのかな?
巧みなapologiaが構築されています。apologiaの構築は、マルクシズムのみに依拠するのではなく、キリスト教の源流にまでさかのぼることによりより強固になっ... 続きを読む
投稿日: 2006/4/22 投稿者: recluse
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