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ネオリベ現代生活批判序説
 
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ネオリベ現代生活批判序説 [単行本]

白石 嘉治 , 大野 英士
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ユートピアを語ることなしに、現実へのコミットメントはありえない。情動のサンディカリズム、精神分析による恒常性の恢復、愛の力としての峰起への誘い、そして交換の論理とは敵対する大学への展望―さらに「向い火」(ブルデュー)が伝播し、われわれの生存と表現を蝕むネオリベラルな「サミット体制」が焼け落ちること、それがその増補の賭け金である。現代日本を読み解くバイブル。日本ではじめてのネオリベ時代の日常生活批判の手引き書。

内容(「MARC」データベースより)

市場の論理に包摂された我々のネオリベ化した日常的感性と、「生の統治」へと亢進する蒙昧なネオリベ的教義を徹底批判。労働問題、精神分析、社会運動、大学問題の領野からネオリベに抗する知性・感性/思考・行動を論ずる。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 単行本: 318ページ
  • 出版社: 新評論; 増補版 (2008/04)
  • ISBN-10: 4794807708
  • ISBN-13: 978-4794807700
  • 発売日: 2008/04
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 本書は確かに難しい。もう少し簡単にしてほしいとは思う。だが、ここで取り上げている問題はしっかりと認識するべきだ。教壇に立っている先生が裏でどのようなことを思い、苦労をしているのかということに、後ろで寝ている学生はもう少し敏感にならなければいけない。

 「経営」という名の下に行われるさまざまな改革には、大学を良くするどころか文化までも破壊してしまう危険がある。本書はこのような抽象的なテーマを扱うわけだから、多少難しくとも我慢しよう。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 いちおうネオリベ、新自由主義のことがよくわかるのは、内橋克人「悪夢のサイクル」が一番よいと思いますね。
 本書の場合はボストモダンなどの現代思想に慣れた人たちが読むとおもしろいと感じるでしょう。
 インタビュー形式でまとめられているため軽い内容に思われがちですが、いまどきの文系大学生には無理です。大学院でも社会学に興味ある人でないと、結構難しいと思います。
 ただ、思想に慣れている方、読む価値は非常に高いですよ。もちろん、思想に慣れている方はこのネオリベ批判思想にも批判する場合もあるので一概にはいえませんけど。
 しかし、そもそもポストモダンから先のイメージというものは、思想の解体とか言われ、個性が主張を競って勝ってにあっちこっちで繰り広げられ、その中で錯綜とした個性戯れる自由な風景がイメージされていましたが、本書からはそれこそが幻想で、ネオリベに絡めとられる思想ではないかということが想起されてます。つまり、個性的ポストモダンの自己主張の強い建築物である東京都庁舎の足元には、お決まりの浮浪者が寝泊りする風景が展開するということを考えてみれば、社会風景としては全然ポストモダンのイメージにはならないわけです。もちろん建築物はポストモダンですが、社会を総合的に見ればネオ階級社会が現出していて、自由でなんとなく心地よい自己主張のできるポストモダン社会はどこかいってしまって、ポストモダン建築物は貴族の建物みたいになっているわけです。
 これがおかしいということに直感的に気がつかないというのは、社会の不幸です。
 結局精神的にもネオリベ思想は人々の間に、「自由な市場競争」「自己責任」という形で蔓延してしまって、自らも「なんでこんなに忙しいのだろう」という具合で、気づいていないわけなんです。つまり、心までネオリベに操作されているという意味では、どうもネオリベというもの、すなわち新自由主義というものは一種の宗教のような、麻酔のような作用を社会にもたらしているのだろうと思われます。
 それも、良かれと思い、悪いことになっていることが知られない、良かれと思い、差別や迫害をする。でも迫害していると思ってもいない、麻痺しているから気づかない・・・無慈悲な宗教(思い込み)に麻痺されているわけです。
 まあ、ともかくも、アルゼンチンとか、チリの二の舞だけは勘弁してほしいなという感想です。
 
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