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ネイティブ・アメリカン―先住民社会の現在 (岩波新書)
 
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ネイティブ・アメリカン―先住民社会の現在 (岩波新書) [新書]

鎌田 遵
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 819 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

土地を奪われ、排除と同化を強いられてきたアメリカ先住民たちは、今もなお社会の最底辺で困難な生活を送っている。彼らは何を求めているのか。苦境を乗り越えるために始めた廃棄物処理場の誘致やカジノ経営は、部族社会に何をもたらしているか。先住民の歴史・文化・社会を見ることで、アメリカ社会が内包する闇を浮かび上がらせる。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

鎌田 遵
1972年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校ネイティブ・アメリカン学部卒業。同大学大学院ロサンゼルス校アメリカン・インディアン学部修士課程修了。同大学院公共政策・社会調査研究所都市計画学部博士課程修了(都市計画学Ph.D.)。現在、複数の大学にて非常勤講師。専門はアメリカ研究、アメリカ先住民研究、都市計画学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 240ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2009/1/20)
  • ISBN-10: 4004311721
  • ISBN-13: 978-4004311720
  • 発売日: 2009/1/20
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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By 辰己 トップ100レビュアー
形式:新書|Amazonが確認した購入
アメリカは自由の国だと言われる。
しかしその自由は、移民である白人が、先住民たちを「駆逐」して得たものだ。
そして先住民たちは、今や社会の最底辺にいる。

かつて差別されてきた黒人やヒスパニック系移民よりも下なのだ。

本書はそういう、アメリカの「闇」の部分が活写される。
アメリカが抱える問題だけでなく、
人間としての生き方、社会のあり方まで考えさせられる。

ヒステリックにアメリカの非道さを糾弾しているわけではない。
しかし、「歴史」というものの怖さが伝わってくる。

巻末に短く添えられた、先住民たちの言葉が、いい!
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
アメリカときいて我々が連想するものは、「自由」や「夢」、「平等」といった甘美な言葉に限られがちだ。それは、今日まで極めて制限された視点からアメリカがとらえられ、表現されてきたことに起因するのだと、この本から痛切に感じさせられた。自分の世界観をも広げてくれた一冊。著者の体験、研究から得た確かな事実が集約された内容にも関わらず、専門書におさまらることなく我々素人にも入りこめる読みやすさも魅力。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ボーン・ウイナー VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
我われがネイティブアメリカンというときに、まず想起されるのがアメリカ映画に出てくる「白人の入植の敵」と言う敵役像である。
古いアメリカ映画の題名を見ても「西部開拓史」「アパッチ砦」など、すべて悪役として描かれている。
しかし、この本から、白人の身勝手な入植、インディアンの虐殺・収奪などの歴史を学ぼうと期待していると、いささかお門違いの期待となろう。
この本は、過去の白人の悪行は過去のものとして、むしろ現代アメリカ社会において、ネイティブアメリカンがいかなる社会的地位に置かれているかに力点を置いている。
中南米のインディオはいまや白人と完全に融合し、むしろ原住民中心の国家をつくっているが、北米においては、いわゆるインディアンは劣悪な環境の「インディアン居留地」に隔離され、民芸品などを作って細々と生活を送っている。白人社会はインディアンと融合するよりもむしろ隔離に熱心のようだ。彼らのアメリカ社会における地位は黒人、ヒスパニック、アジア系よりも低く大部分が貧困生活を送っている。近年、インディアンの権利回復などの運動も起こっているいるようだが、それとても確立された白人社会の法の範囲内での運動にとどまらざるを得ない。かかる、近・現代のインディアンのおかれた地位について本書は著者の足でしらべ、現実を描写している。
インディアンの権利回復は果たしてなされるのか、本書を読んだ限りでは道は遠いが、すくなくともアメリカにおけるネイティブアメリカン問題の現状を活写している。
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