著者は35年間英文の編集・校正に携わってきた、いわば英文のプロである。内容はタイトルにあるように、そのほとんどを著者の経験から拾った実際の英文原稿で構成されている。まちがっているものや未熟な表現例を示し、「よりよい言い回し」「誤解を招く表現」「似ている語の区別」「ムダな繰り返し」「なくてもよい言葉」「間違いやすい用法」という6セクションに分け、明瞭で、自分の意思がストレートに伝わる英文とはどういうものかを紹介する。
たとえば、「Thank you in advance.(前もってお礼申し上げます)」という言葉を何かの依頼の手紙で書くことは勧められない。自分の依頼を承諾してもらえると想定していることになるため、無遠慮である。また、後日改めてお礼をする時間を取りたくないので、今、つけ加えて言っておくという意味にもなる。お礼がしたい場合は後日、礼状を出すとよい。これまでマニュアル的に覚えてきた決まり文句や表現も、いま一度、このハンドブックに当たってみる価値はありそうだ。
このほか、大文字の使い方、省略形、ハイフンなど、文章スタイルの基本についてのコラムもある。また、各セクションにはアルファベット順にインデックスがついているので使い勝手もよい。明瞭で簡潔な英文を書く、「単純で究極の」ハウツーを目指した正統派のハンドブックといえよう。ちなみに解説は日本語なので心配ご無用。(祐)
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A lot of mystique surrounds the study of English in Japan; students are often so overwhelmed by teaching materials that they cannot see the wood for the trees. Now at last Japanese readers have a manual of style that shines a light through the fog and demonstrates that good English is mainly a matter of logic and good sense. This book is essential reading for anyone who is serious about improving his or her written English. It is a masterpiece.
例えば、ネイティブが書くビジネスレターに頻繁に出てくる in terms of... 続きを読む
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