先日ふと前置詞の重要性について考えていて、そういえばこのシリーズの「前置詞編」が出ていたことに気づき購入した。軽妙な語り口で次々と前置詞の1つ1つが持つイメージを解きほぐしていく様は見事である。私は中でも次の四点において非常に説得力を感じた。
・「方向」:to(そこに向かい達する)とfor(そこに向かうという意味だけで達したかどうかは含意しない)の違い
・「〜に関して」:about(ある事柄の周辺のいろいろ→一般性)とon(ある1つの事柄にのみ力点が置かれる→専門性)の違い
・「分離」:be made ofの説明として、木製の額縁が木から分離して作られている様子を描いたイラストが目からウロコ
・「〜に関して」aboutとofの違い:think about とthink ofの違い
もう少し深い話を聞きたいと思わせる部分もあったが、逆にそう読者に思わせるのが著者の狙いなのかもしれない。