内容紹介
学校英語では教わらないネイティブ・スピーカーならではの口語表現を、「単語→イディオム→決まり文句」の順に覚えやすくまとめました。すべての表現にアメリカ英語・イギリス英語・オーストラリア英語での使用頻度と、TOEIC・TOEFL・英検2級での出題頻度を、3段階評価で示してあります。簡潔第一の対話例と応用例文で、表現の幅が驚くほど広がります。
※本書は2000年1月刊行『ネイティブがよく使う【英単語・イディオム・決まり文句】』(ISBN978-4-87615-034-2)の装丁を変えて、「新装版」として再発行したものです。本書の内容およびCDの内容、は旧版と同じものです。
≪はじめに≫
本書の姉妹編『ネイティブが話す【英単語・イディオム・決まり文句】』は幸いにも好評を博し、数多くの増刷を重ねました。日本の学校ではあまり強調されないが米国では日常よく使われている英語表現を厳選したうえ、類書には見られない社会言語学的手法による英語母語話者を対象とした使用頻度判定、TOFEL(Test of English as a Foreign Language)、TOEIC(Test of English for International Communication) 、英検2級での出題確率をマークで表示し、英国での使用頻度との比較まで表示したことが多くの賛同を得た理由であると思います。また、対話例についても従来のものとは異なり、最小限の長さにとどめ、内容も日本人が異文化間コミュニケーションの場で遭遇しやすい場面を設定した点も支持されました。 本書は、前書の長所を最大限に活かしつつ、261本の洋画(ここでは米国で制作された作品を中心とした英語の映画を指す)から収集した使用頻度の高い表現をもとに、米国、カナダ、英国、オーストラリア、日本に住む英語のネイティブ・スピーカーを対象とした広範囲なフィールドリサーチを経て厳選した表現集で、前書の読者でさらに豊富な表現力を習得したいと考えていらっしゃる学習者に最適です。同様に、本書をお読みになり納得がいった方には、前書もお読みになることをお勧めいたします。 自分の意思を自由に伝え、相手の言ったことを正確に理解するには、ある程度の決まり文句、構文パターンを頭の中に叩き込み、再生と修正を繰り返し、必要に応じて語彙を入れ替えたり、つなぎ合わせたりする経験が不可欠です。そして、そこで生じる言い間違いや文法の間違い(error)を恐れ、恥じていたのでは外国語学習は前進しません。第二言語習得(Second Language Acquisition)理論では、成人の英語学習者も時間をかければ、「通じる英語」(communicative English)から「正確な英語」(accurate English)へ移行し、最終的に「自然な英語」(natural English)を身につけることができるとされています。ネイティブ・スピーカーとまったく同様の英語力の習得は極めて困難ですが、ネイティブに近いレベル(near-native)に到達することは十分可能です。不断の努力を惜しまず
著者について
小林 敏彦(こばやし・としひこ)
小樽商科大学商学部経営法学コース卒(大谷良雄ゼミ:国際法専攻)、ハワイ大学マノア校大学院英語教育研究科修了(MA in ESL)、ハワイ州会議通訳者免状(同時・逐次)取得。ハワイ大学日本語講師を経て、現在、国立大学法人小樽商科大学大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻(OBS:Otaru Business School)教授。担当は「中級ビジネス英語」。
TESOL学会、大学英語教育学会(JACET)、映画英語教育学会(ATEM)、時事英語学会(JACES)会員。柔道2段、コバ英語ジム(KEG:KOBA English Gym)主催。趣味は洋画と筋トレ。
著書に『ニュース英語究極単語(きわめたん)10,000』『はじめての英語ニュース・リスニング』『ビジネスパーソンの英会話フレーズ525』『ネイティブがよく使う英会話表現ランキング』『日常英会話ネイティブ表現』『英会話フレーズ600』『日常英会話ネイティブの公式』『英会話キーワード100』(以上、語研)、『外国人の先生と話そう』(大修館書店)、『映画英語教育論』(スクリーンプレイ社)、『かけがえのない健康と環境』(成美堂)、『英会話フレーズ2220』(三修社)、『英語リスニング教材開発の理論と実践』(小樽商科大学出版会)ほか多数。主要論文に、“Native and NonnativeReactions to ESL Compositions”(TESOLQuarterly, vol.26, No.1, Spring 1992)がある。