初めてネアンデルタール人たちが登場する場面はかなり刺激的でどきどきしました。
が、物語が進むにつれて、かなりはちゃめちゃになってゆく印象です。
この作者は絵画的な表現が得意なようですが、他人の目がリモート・コントロールのカメラのような役割をして自分に見える、という設定は、面白くするためとは言え、やりすぎだと思いました。人はカメラ付きのロボットじゃないんですから…。
この術を習得しようとして修行に励む場面は、映画のスター・ウォーズあたりを連想させます。
で、最後はインディー・ジョーンズその他の映画と同様、すべてはガラガラと崩れてしまう、というアメリカの伝統芸能の決め事通りです。
現生人類はずる賢いから彼らに勝てた、という解釈も、ものごとを故意に悲観的に見るポーズのように感じられます。(彼らの能力の設定がかなり空想的なので、その結末にもいまいち説得力がない)