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ニート (角川文庫)
 
 
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ニート (角川文庫) [文庫]

絲山 秋子
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

どうでもいいって言ったら、この世の中本当に何もかもどうでもいいわけで、それがキミの思想そのものでもあった--。(「ニート」より)

内容(「BOOK」データベースより)

もちろん人に対してどうでもいいなんて言うのはとんでもなく失礼なことだけれど、どうでもいいって言ったら、この世の中本当に何もかもどうでもいいわけで、それがキミの思想そのものでもあった(「ニート」より)。現代人の孤独と寂寥、人間関係の揺らぎを描き出す傑作短篇集。

登録情報

  • 文庫: 177ページ
  • 出版社: 角川グループパブリッシング (2008/6/25)
  • ISBN-10: 4043881029
  • ISBN-13: 978-4043881024
  • 発売日: 2008/6/25
  • 商品パッケージの寸法: 14.8 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 一時、こんだけケータイやメール(いわゆるユビキタスって奴?)が発達したら文学やドラマは成り立たなくなるんじゃないか、なんて懸念がどこからともなく発せられた時期がある。そりゃ「君の名は」みたいな予定調和的なすれ違いは、ケータイがあればまず起きないけれど(っていうか禁じ手?)、あらたなディテール、シチュエーションは生まれてくる訳で、そこらへんを掬い取っていくことも、やっぱ文学の役どころではないか。
 「キミの携帯はもう止まっていた。だからメールを打った。〜返事は二十分後に返って来た。さすがオタクだ。起きている間ずっとパソコンに貼り付いているのだ」。
 こういう日常を当たり前に書き写しているのがいいな、と思う。表題になってる「ニート」の解釈も、「TVタックル」とか「ニュース23」といったメディアがニュースや社会事象を大げさに商品に仕立てて消費するようなアプローチでは勿論ない。
 「キミは自分がどんな無駄な生活をしているかよくわかっているし、でも、強い気持ちで、何もしたくないのだ。何もしたくない健康な人間の居場所、と考えると私は頭が痛くなる」。
 えらくもないし、ダメなことは確かだろうけど、しょうがない面もあるよねぇ、私もそうだった時期あるし...
 「ニート」を断定しないように、これまで通り著者は「恋愛」とか「関係」とかをとおりいっぺんに定義しない。「私」とニートの「キミ」の関係も、だらだらとした弛緩と一定の節度が交錯して新鮮である。そして、その「関係」が微妙に変化していくさまも。「私」と「キミ」に、「私のルームメート」が第三者として介在する続編「2+1」も面白かった。
 短編集最後の「愛なんかいらねー」は、この著者の、また別な一面を見た感じで、次作を読む期待が膨らんだ。
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 どうしようもない「気持ち」 2005/11/1
By カスタマー
形式:単行本
実は私は最初「ニート」という言葉に余りいい感情を持ってはいなかった。でも帯の文章が何となく気になり読んで見て何か沁むものを感じた。ああ、私にもこの感覚は解るなあ、と。
「本当にどうしようもなく何もする気になれない時」、それは確かに私にもある。例えば会社からどうにも納得できない事を言われた時、例えばどうしようもなく他人に否定を受けた時。それこそ生きてることすらホントにどうでも良くなる時。それじゃ駄目なんだろうなってことは頭ではわかってるんだけどもうどうしようもなくそれが出来ない時。だからせめて「ひっそり」していたいなあ、って時。
「ニート」ってのは若干甘えの要素をも含む部分も確かにあるかとも思うが其れとは別にもっと深い「今」の根っこが絡んでるのかもなあ、と「彼」を見てるとしみじみ思った。そして「私」がそんな「彼」に何かしたいどうにかしてやりたい、とにかくもっと「生きて」欲しいと望むのは、ひょっとしたら只の傲慢で。でも自分に出来ることで一番「目に見える」ものはやっぱり「資本」で。「私」が「彼」にそうするのはある意味押し付けなんだけど友情で、でもそこにお金を含むとそれは「只の」友情じゃないような物体になって。
そんな綺麗な「御伽噺」じゃいれないけどでもやっぱり「御伽噺」になって欲しい、これはそうゆう物語だったのかな、と思います。
淡々と描かれる「今」の空気が少し刺さる感じの清涼な文章です。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 関係性 2008/7/17
By cobo
形式:文庫
いつもの絲山さんの文章ですから、とても読みやすく、また非常に薄い本ですのですぐ読めます。が、中身はなかなかシビアです。それもいつもの絲山作品の特徴なのでしょうけれど。

いわゆるニートと呼ばれる、働くことを拒否している「キミ」と作者絲山さんを彷彿とさせる作家として働く「私」の2者関係の妙を描いた表題作「ニート」他5編の短編集です。そのどれもに私は主人公とその相手の関係、名前を簡単に付けることの出来ない関係性をテーマにしているように感じます。例えば恋人だとか、愛人とか、師弟関係とか、同僚だとか、親子だとか、そういう流通している単語に簡単に置き換えることが出来ない(置き換えてしまう事でとてもある意味チープで、言葉による刷り込みに限定されてしまう)ものを表そうとしているのか?と。ニート(これも、この単語がでてくるまでは「引きこもり」だったり、もっと前は「フリーター」だったり、もっと前は多分名前もなかったと思いますが、存在はしていた)の「キミ」の何故ニートなのか?はどうでも良く、何故「キミ」を私はかまいたくなるのかよりも、かまってしまう私たちの関係性を流通する言葉で簡単に説明してしまう事で伝わらなくなってしまう妙を伝えるための、小説であり、またその妙が伝わることによって読み手の中に残る何かの質感が重要なのではないか?と私個人は感じました。それがあることで私の言葉ではさらにチープになってしまうのですが、心が豊かに、普通の生活がそれなりの普通でない、多面的なモノを見る目が生まれる瞬間の、不運なアクシデントを楽しめるような、そんな何かに繋がっていると思うのです。

だから、この作品の最後を飾るの「愛なんかいらねー」もその異形ではなく、異形を通すことで作られる関係性の妙に私は何となく納得してしまいました。たしかに凄いですが。

個人的に好きな作品は「へたれ」です、みなさんの心にも存在するへたれ具合との相性はわかりませんが、私にはきました。

絲山作品を読んだ事があり、好きな方には是非オススメ致しますし、読んだ事無い方でも、短いので是非。あ、お食事しながらはオススメ致しません。ちょっとひいてしまうかもしれませんけれど。私は目的でなく、そういう手段でしか表せないものがあるのではないか?という探求と理解しております。
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投稿日: 2010/4/3 投稿者: itchy1976
5つ星のうち 5.0 理由を問わない
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男の人が仕事をやめてしまったり、
お酒にはまってしまうときに、... 続きを読む
投稿日: 2009/5/28 投稿者: QXP
5つ星のうち 4.0 スパっときります。
切れ味鋭い文章。冷酷かつ正確な文章。スサミ果てた若者を愛情もなく描いています。... 続きを読む
投稿日: 2008/8/1 投稿者: mickey_elephant
5つ星のうち 4.0 絲山さんの世界観
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投稿日: 2008/7/21 投稿者: hiraku
5つ星のうち 5.0 ダメンズをめぐる恋模様
淡々とした中に燻り続ける仄かな想い。
短編なのに一つ一つ繋がりがあって面白い。
投稿日: 2008/7/8 投稿者: 前略、amazon様
5つ星のうち 5.0 ダメ男に惹かれる女には、この小説、ビビっとくる
表題のニートでは、昔、仲良かった男友達が、
働かず、ひがな、ブログだけを更新してて... 続きを読む
投稿日: 2008/2/22 投稿者: HANAKO
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