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44 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
構築の悪さに始まり、全体的な稚拙さが目立つ,
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レビュー対象商品: ニート―フリーターでもなく失業者でもなく (単行本)
本書の構築は非常に悪いと言わざるを得ない。一章でニートの実態として人口数や収入といった基本情報をあげ、2章からは突然実際のニートに会う、というドキュメンタリー調(具体例というレベルを逸脱してしまっている)になり、3章ではなぜかニートとは直接の関係がない不登校対策と言う面から公立中学校の職業体験へと話が移り、4章ではまたしても具体例から逸脱した職業体験のドキュメンタリー調で、5章もやはりドキュメンタリーで最終章では突然働くということへのレクチャーとなる。ばらばらであり読むのがつらいし、論点がずれているから読んでもニートについてはわからない。
39 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
ニートそのものについてはあまり述べられていない,
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レビュー対象商品: ニート―フリーターでもなく失業者でもなく (単行本)
~ニートである人への取材は、実は少なくて、中学2年生に職場体験をさせる兵庫県と富山県の試みについての取材、描写が多い本です。著者たちはこうした取り組みが「ニートが生まれるのを防ぐ効果がありそうだ」としてこの本で2章を使って述べていますが、その因果関係は厳密には不明です。なぜなら、本書はニートの実像にはあまり迫っていないからです。~~ニートとして紹介されている人たちにしても、ある女性は支離滅裂な話し振りや、周囲の反応を考慮できない様子が、何か病的な印象を与えますし、別の青年は高校受験の機会に在日韓国人であることを知ってショックを受けていたりして、やや特殊な事情を抱えていると言わざるを得ず、「誰でもニートになりえる」という著者たちの主張を鵜呑みにしにくくしていま~~す。 そもそもの、「2003年、ニートは少なくとも40万人いる」というショッキングな統計的数値にしても、かなりいい加減な推計と言わざるを得ません。統計ということでいえば、厚生労働省がUFJ総合研究所に委託して行ったという調査も、「インターネットを使って若年の無職者自身に聞き取りを行った」という時点で極めて怪しい統計です(母集団も不明~~、サンプルの品質も不明なので)。この統計の利用のしかたも変で、統計を(怪しい統計をあえて)素直に受け取れば、高卒からニートになるケースがもっとも多いのに、中学2年生の職場経験を紹介する章では中学までで不登校を治し、自信を取り戻させることがニート問題解決の糸口であるかのように述べていたりします。 引用しているイギリスの調査と同様に~~、「ニートの実像はよく分かっていない」ということ以外は、実はあまり述べていない本かもしれません。ただ、ニートという概念を紹介していること、フリーターとは違うことを主張しているという意味では価値があると思います。 余談ですが、(他のレビューでも触れられているとおり)著者の一人の玄田氏の「フリーター」への認識の甘さには失笑してしまい~~ます。フリーターと正社員の間にある巨大な専門性の格差について認識がないのは、学者先生の世間知らず故でしょうか。~
38 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
このまま終わらせないで欲しい,
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レビュー対象商品: ニート―フリーターでもなく失業者でもなく (幻冬舎文庫) (文庫)
著者はニートの「像」を、「やりたいことが分からない若者」と捉ているが、実際にそのような若者はいるにしても、それとニートの増加とは何の関連性も無い、このことは内閣府の調査によっても証明されている。実際に増えているのは、やりたいことが明確か否かに関わらず「働きたくても働く機会を与えられない若者」や、「働くことに失望した若者」である。しかし文科省は何を勘違いしたのか、本書が話題となって以降「キャリア教育」なるものに傾注し、著者が提唱する「職場体験の5日間完全実施」や、総合学習の時間におけるキャリア講習を強引に推進するようになった。もちろん子供たちに自分の将来について考えさせること自体が悪いことだとは言わない、しかしそれを速く決めるように煽ったり、プレッシャーをかけたりする指導は何の役にも立たないだろう。なぜなら子供たちが社会へ送り出される頃になって、その職業に対する需要がどうなっているのかは分からないし、場合によってはその職業自体が無くなっているかもしれないからだ。にもかかわらず、それに向けて幼い頃から努力させられてきた子供たちは、目標が失われた瞬間に、それこそ「何をしていいか分からない」状態になってしまうだろう。子供の頃は「漠然と」自分が持つ可能性について、思いをめぐらせていれば良いのである。むしろ「就職する」ということを目標とするなら、やりたいことなど明確にしないほうが有利なくらいだ。やりたいことに固執して就職の機会を逃すことほど馬鹿らしいことはない。…著者は本書がここまで学校教育に影響を与えることは想定していなかっただろうが、結果として現在のような状況になったことは重く受けとめてもらいたい。またマスコミによって、事実が著しく歪められている件についても、続編を出版するなどして何らかの措置を講じてほしい。
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