ダン・ブラウン著『ダ・ヴィンチ・コード』に感化されて再読。
「キリスト教・・・二千年間通用して来た権威を、つまり、あらゆる時代の最も精神豊かな人々が保証して来たものを、
年若い頭であれこれ考えあぐんで得た帰結で以って、絶滅し尽くすなどということが、如何にしてでき得るであろうか?
世界史の中に深く喰い込んでいる、あの宗教発展の産みの苦しみと祝福のすべてを、若干の思いつきと未熟な観念で以って、
簡単に片づけてしまうなどということが、如何にしてでき得るであろうか?」
「測り知れぬ観念の大海のまっただなかで、そのとき、ひとは、しばしば、確固たる陸地に憧れる。全く、実りのない思弁の折に、
歴史や自然科学への憧憬が、何としばしば、私を襲って来たことであったか!」
あえて不安を選ぶ・・・固定観念を再検討するだけの暇(いとま)をもつことは、どれくらいの人に可能だろうか?
「教養とは何か? 教養の目的は? 彼の最も高貴な同時代人たちを理解し助成すること。生成しつつある、やがて来たらんとする人々を準備すること。
・・・ 最高の精神を永遠化すること。教養は最も高貴な精神の不滅性である。」