実は、ゲームを始める前にゲームレビューのほうで、
「(曲が良すぎて)最初の村から出られない!」というご意見を見まして、
まさか〜、と最初は思いましたが、すみません、「イニシエノウタ」、
しっかりと(ゲーム中の)噴水で酒場で、何回か立ち止まり、
デボルの歌声に聴き入ってました。(笑)
最近のFFに代表されるスクエニ系のゲームBGMは、
オーケストラアレンジ主体で凝ってはいるのですが、
いまひとつ印象に残りにくく、サントラを聴くまでも…ということが多かったのですが、
今回はひさびさにサントラがきちんと欲しいと思いました。
全体にレクイエム調のサウンドに女性歌手の多重コーラスで歌う曲がメイン。
ゲームBGMでボーカル曲がメインというのは珍しいですが、
しかしそのボーカル曲の歌詞がこれまた、英語詞なのか何語なのかよくわからず、
ですが、それでかえってボーカルをBGMのひとつとして聴くことができます。
しかもきちんと主メロを歌うことで、オーケストラアレンジなどと違い、
印象に残りやすいのも事実ですね。
そのメインで歌われている歌手(エミ・エヴァンス)さんの歌声も伸びのある通る声で、
主メロディの繊細さや切なさを、さらに助長しています。
一見、このサントラを通して聴くと似たような曲ばかりの印象を受けるのですが、
同じ主旋律でもピアノアレンジだったりストリングスアレンジであったりと、
複数アレンジがあるためで、ゲーム内の場面場面にあったアレンジの曲が流れます。
日頃から、良いゲームの裏に必ず良いサウンドがある、と思っているのですが、
このサウンドはゲームの雰囲気を盛り上げるどころか、
もしかしてゲームそのもの、物語そのものまでを形成しているかのような
ふとそんな錯覚に陥ります。
いや、素晴らしい楽曲に出会わせてくれた
BGM制作担当の岡部啓一氏らに敬服、ですね。